2017年01月10日

A Bigger Splash  「胸騒ぎのシチリア」

A Bigger Splash.jpg2015  

Director:

Luca Guadagnino

言うまでもなく、アラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、ジェーン・バーキンの魅力には劣るわけで、それでも、これはこれで魅惑の映画を期待したのだが、全体的に間延びしていて、おもしろくない。ヒューマンドラマ路線とみても、3人の過去と娘ペンの心情と やりようによっては複雑な人間模様をおもしろく描けたはずなのに、中途半端でもったいない。ラストのあっけらかんとした明るさがこの映画の雰囲気を覆し、それがよいような、そうでもないような。
ダコタ・ジョンソンが小悪魔的な印象に欠けるミスキャスト。彼女の出演映画がきっかけでキャスティングされたに違いない。レイフ・ファインズの体だけムキムキになっている見た目が違和感。ティルダ・スウィントンはやはりティルダ・スウィントンだ。
ラベル:映画 b
posted by JUNE at 11:28| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Our Kind of Traitor  「われらが背きし者」

Our Kind of Traitor.jpg2016  

Director:

Susanna White

見応えあり。裏切りのサーカスほどのスタイリッシュさはなく、複雑ではなく、少々低俗だが、スピード感あり、展開を魅せるサスペンス。世界をまたにかけたスパイもの。
またしてもロシアンギャング絡みで、ここでは准主役がロシア人役、半分はロシア人の話。
ユアン・マクレガーはイギリス人役であり、お人好しの主役という適役。役柄の全てを認められないとしても、ロングヘアも似合っている。
スウェーデン人のステラン・スカルスガルドはロシアンギャング役をやってもキマる。ストーリーの中心人物であり、悪そうで、体も大きく、それでも悪人ではない役柄、とにかく彼が准主役であることで違ってくるはずだ。
ユアン・マクレガーとダミアン・ルイス、ナオミ・ハリスがMI6絡みの話?!
ダミアン・ルイスの役の人物像が少しわかりづらい。観ている限り、このストーリーに彼の人物像を知る必要はそれほどない気もするが、ラストに彼のクッキング、エプロン姿のままで応対するシーンに違和感あり。なぜわざわざ?MI6として仕事中の彼とプライベートの彼とのギャップを見せている?彼がロシアンギャングの汚職に執着している訳が彼の息子に関係しているというプライベートないきさつがちらりと会話の中で出てくるが。原作を読めば詳細がわかるに違いない。
それにしても主人公、一般人でありながら、この正義感と活躍ぶり。お人好しで親しみのある印象のユアン・マクレガーは、やはりジェイムズ・ボンドには不向きでしょう。
ラベル:映画 O
posted by JUNE at 11:27| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Jane Got a Gun  「ジェーン」

Jane Got a Gun.jpg2016  

Director:

Gavin O'Connor

やはりナタリー・ポートマンは演技がうまい。
わかりやすく、まとまりあって無駄のないウエスタン。エンターテイメント系ウエスタンではなく、真面目ヒューマンドラマ系。
悪党のボス役にユアン・マクレガー悪役が板につかない彼だということはわかっている。で、ストーリー的に悪人要素はよくわかったが、極悪人らしき描写はわずかにしかなく、なんともクライマックスでは、ジェインを呼んでいただけ、あっさりやられてしまった、悪党。この際もう そうであってほしい悪人。そしてアメリカ人になる。ウエスタンだもの。

ラベル:映画 J
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Hungry Hearts

Hungry Hearts.jpg2014  

Director:

Saverio Costanzo

独特な雰囲気から、荒廃した近未来のような印象を受けるが、現代的な話。
ビルの最上階の 夫婦が住む都会の変わったマンション、全体的にグレーな色合い、カメラワークも独特で 時に魚眼レンズのように。
この重いとも違う、独特の空気は、ひょんな出会いから~この映画の内容にして、このオープニングも若干特殊~1組の夫婦が誕生し、ささやかで幸せな日常でさえも、なんとなく心落ち着かない。
そして、すぐに愛する息子が生まれて、幸せな夫婦の生活はズレ始める。夫婦それぞれが子どもを愛し、家族でうまくやっていきたい、それだけにつらく、信仰心のようなものというのは複雑で、どうすることもできない苦しさがある。
意外な展開の結末で幕を閉じるのは、むなしい余韻を残す。この短絡的な解決方法は、誰も幸せにすることはない。
ラベル:映画
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La Femme De La Plaque Argentique  「ダゲレオタイプの女」

dagereotaipu.jpg2016  

Director:

Kiyoshi Kurosawa

意外とホラー要素もある、それは古風な方法で、それがこの映画の雰囲気の中、不思議で静かな曖昧さを醸し出す。
ジャンは何もわるくなかったのだが。バイトし始めた、普通の青年。屋敷に出入りするようになって彼までも精神を崩したわけだ。
怪しくも幸せそうなジャンを見ていると、信じたかったが、やはりそういうことだ。彼は涙を流して、それでも笑顔で会話をし、本人もどこか気づいている、それでもマリーと一緒にいられればいいと。ステファンと同じく、現実と幻想との区別がつかなくなったのだ。
幸せそうな彼を見た後だからこそ悲しい余韻を残す。最近よく見かけるようになったタハール・ラヒムどこか魅力的で、演技が自然な印象だ。
ラベル:映画 l
posted by JUNE at 11:24| 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする