2017年01月10日

Miles Ahead  「MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間」

miles.jpg

2015  Director:

Don Cheadle

チェット・ベイカーの次はマイルス・デイヴィス。
意外とおもしろい切り口で、時間交錯の繋ぎにこだわる、こだわる。
スタイリッシュ?マイルスの頭の中?彼の音楽活動の歴史を追うというより、ある記者が彼の前に現れて、テープを取り戻すの巻。その中にマイルスの過去を挟み込み、彼という人物像を少々描く。テープを取り戻すの巻は、「われらが背きし者」に引き続きオチャメな彼のイメージに合うユアン・マクレガーが加わることでコミカルになり、良い意味でシリアスさが抜けた。テープを取り戻すの巻の裏に描かれたストーリーは、ドラッグと落ちぶれ、自分の行いが原因で愛する女性を失い、というチェット・ベイカーと同じく明るい流れではないのだが、そうも感じさせない一風変わったエンディング。伝記物の〝字幕でその後”ではなく、ロックテイストのマイルスの復活ライブらしき。周囲のバンドは明らかにプロ、長いから実際のマイルス??いや、ドン・チードルでした。
マイルスのしゃがれた声、演技も安心なのだが、顔に特徴あるため、どう見てもドン・チードルに見える。が、ストーリーが進むにつれて、ドン・チードルではあるが、特にドン・チードルであることが気にならなくなる。

ラベル:映画 M
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Stonewall

stone.jpg2015  

Director:

Roland Emmerich

観やすく、理解しやすく描かれているタイプの映画かと。
主人公ダニー役は「戦火の馬」のジェレミー・アーヴァイン。悩ましい演技はあまり目立たないが、優しく純粋な印象が役柄に合う。
このような状況に置かれても仲のよい兄妹の関係が温かい。たまたまだろうが、両親とは似ていないのに兄妹の顔のパーツが似ている。
やはり一番印象深く、演技にも惹かれるのは、プリンスに見えるレイ役。素顔はわからないが。
そして、ストーリーに集中すると彼の存在をふと忘れてしまうのだが、もともと線の細い体型、ベルベット・ゴールドマイン、と、アリな雰囲気で、やはり独特な美しさのあるジョナサン・リース=マイヤーズ
主人公ダニーは、追われて辿り着いたNY、仲間たちの生き方に同調できず、とまどいながらも親友を得る。失望、そして彼の中で怒りが爆発したとき、彼も暴力という方法をとるのだった。しかし、ダニーはやはりまっすぐな心の持ち主で、レイを身内のような存在であると感じながらも、同じ生き方はできないと別の道を歩み始める。コロンビア大学に入学し、実家にも顔を出すが、特に田舎には未だ世間的な厳しい壁が残り、多少悩んでいるであろう父は帰郷した息子に背を向け、母は息子のことを気にかけているものの抱きしめてはやれない。自分の心に正直な妹フィービーだけがダニーから離れず、理解を公に示し、母はそれを窓越しに見ているだけ。ダニーがずっと大切に想っているジョーも本心を押し殺して別の人生を歩もうとしている。ダニーは全てに寛容で、静かに周囲に理解を示す。そして、彼が堂々と戻れる場所NY。デモ活動で、仲間たちとの再会、沿道には妹と母の姿が。それに気づいたダニーの輝く笑顔。厳しい現実の中で闘う若者たち、美しいエンディング、終わりよければよい映画となる。



ラベル:映画 s
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Knight of Cups 「聖杯たちの騎士」

knight.jpg2015  

Director:

Terrence Malick

戦争ものも、ヒューンマンドラマも、ロマンスも、テレンス・マリックの手にかかれば同じものとなる。神秘的で、ささやく語り、自然界をも超越しているような。
賛否両論の「The Tree of Life」は好みなのだが・・。ロマンス主なテーマのテレンス・マリックフィルムは、私の心には伝わらないようだ。魅力的なキャストたちにもかかわらず。
ラベル: K
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En man som heter Ove 「幸せなひとりぼっち」

2015  Director:

Hannes Holmove.jpg

小さいスウェーデン映画ながら良いという前評判を聞きすぎて意識してしまった。それがなければ感動は倍増したに違いないが、にしても、温かい映画だった。
主人公オーヴェの人生と人物像がしだいによく理解できるつくり、自然に感動できる流れ、それらは見事だ。
もともと規律を徹底する頑固な性格のために、愛する妻ソーニャの亡き後は、気難しいばかりで周囲にガミガミと、自らひとりぼっちになるよう意地を張り、ソーニャの記憶だけ、それだけでよかったオーヴェ。リストラされて、腹の立つことばかりで、いよいよ妻のもとに行こうと。しかし、ことごとく邪魔が入る。隣に引っ越してきた家族、特に異国出身の奥さんの影響により、しだいに周囲のペースに引き込まれていき、オーヴェは少しずつ心を開いていく。オーヴェの人情味のある心の優しい面に周囲も気づき、彼はもはやひとりぼっちではなくなった。
そんなときのオーヴェの最期に納得できないようで、出会いと同じシチュエーション、目覚めたら妻の笑顔に出会える、オーヴェにとって何よりも幸せな瞬間に違いないのだ。
ソーニャ役の女優が笑顔が素敵できれいな人なのも印象的。
ラベル:映画 E
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Freeheld  「ハンズ・オブ・ラブ」

Freeheld.jpg2015  Director:

Peter Sollett

リアルストーリー、ストレートなこの映画に、文句のつけようもない。アメリカの法律をよく知らなくともストーリーを理解しやすく、衰弱していくジュリアン・ムーアの演技には何も言えない。
ジュリアン・ムーアを前にしてどれだけ演技が良いかはわからないが、以前より太って見えるエレン・ペイジも役柄の雰囲気にマッチしている。脇を固める、良き相棒のマイケル・シャノン、しぐさまでうまいスティーブ・カレルにも安心感がある。
展開速くも伝わるローレルとステイシー2人の愛と、愛がゆえに自分に残されたわずかな時間に権利獲得を優先させようとするローレルの意志、それを尊重しようと立ち上がる仲間たち。
結末の予想はつくものの、これでよいタイプの映画。エンディングの実際の写真は余韻を心に刻ませる。
ラベル:映画 f
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The Childhood of a Leader 「シークレット・オブ・モンスター」

The Childhood of a Leader.jpg2015  

Director:

Brady Corbet

音の気になる映画だ。低温と不協和音、何か不吉な予感がする。出だしから、区切りごとに。
の割に展開が緩い。で、このまま時間かかって、最後に急にガツンとこなければ尺的に。このまま終わらないで。・・そうきたか。ストーリー性を求めてはいけない。こういう映画なのだ。ユニークではある。独裁者らしきプレスコットの子ども時代の一部を見せただけ。どうやって独裁者になったか、それどころか、推定7、8歳の彼のオーメン的な顔以外わからない。
ラストは気になる音と画面の不快な動きがエスカレート。そして、ロバート・パティンソンは1人2役だと気づく。しかし、プレスコットの子ども時代に、両親の友人チャールズ役をロバート・パティンソンにする必要は?彼とプレスコットとの関係も描かれていない。全く奇妙な映画だ。
と思ったところ、そういうことか!“俳優が演じている”という頭で考えるから 単純な種明かしに気づかなかった。なぜ1人2役するかって。プレスコットは彼の子だったのだ。それをあからさまに見せないのは、後で考えるとおもしろい。意味深な実の親子の接触なんてまるでない。考えてみれば、母とチャールズとの少し怪しいシーンもあったのだか、気のせいかな ぐらいに見せている。さらに深読みの人の見解では、母はチャールズをプレスコットに会わせないようにしていた、プレスコットが宴会の席でただをこねたのは チャールズの隣に座りたくないからだとか。髪を切りたがらないのは実の父に似ているからだというのは、深読みのし過ぎでは?
なんとも気になる映画となった。
ラベル:映画 C
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Born to be Blue  「ブルーに生まれついて」

Born to be Blue.jpg2015  Director:

Robert Budreau

きっと研究されたチェット・ベイカーに似ていることだろう。しかし、イーサン・ホークにしか見えない。
ラベル: b
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Louder Than Bombs  「母の残像」

Louder Than Bombs.jpg2015  

Director:

Joachim Trier

それぞれに悩みを持つ家族全員に自然にスポットが当たる、家族の話。大きい進展や変化はないものの、静かに各々の感情を表していく。
イザベル・ユペールのアップからヨーロッパ映画を想像させるので、思ったより独特な雰囲気のないノーマルな家族の話。となると、イザベル・ユペールがこの映画には不釣り合いにも思える。ただ、戦場カメラマンという特殊な仕事をする女性の印象としてはよいかもしれない。フランス人として有名な女優がアメリカ映画でアメリカの家族の1人を演じる場合、例えばジュリエット・ビノシュにはあまり違和感を感じないのに、イザベル・ユペールには感じるのは、英語の流暢さによるもの??
全体としては、ありそうで、意外とわるくない映画。イザベル・ユペールとガブリエル・バーンの息子がジェシー・アイゼンバーグという異色の組み合わせ。次男役の男の子は家族の中でひとりだけ無名だが、こんな子いそうだと印象に残り、ある意味一番演技がうまいのかもしれない。
ラベル:映画 l
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The Girl on the Train

The Girl on the Train.jpg2016  

Director:

Tate Taylor

確かにどんでん返しの結末で、予告編でも結末はわからないのが救いだが、どんでん返しだということは明かしている予告。これも必要ない情報。
展開から目が離せず、最後まで犯人・事情がわからず、その点はおもしろいのだが、主人公レイチェルが犯人トムを正当防衛で殺す結末は従来のスリラー映画と変わらない。でもって、一度観ればもういい映画。
エミリー・ブラントの演技がうまい。他キャストも美しく魅力的ではある。
謎が解けたときにいくつかのいきさつが合致し、一度は楽しめる映画だが、いきさつ的に陳腐な面が目立ち、2年も経てば二流映画となるサスペンスといったところ。
ラベル: G
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Remember  「手紙は憶えている」

Remember.jpg2015  

Director:

Atom Egoyan

予告編を絶対に見てはいけない。オフィシャルサイトを調べてもいけない。
一度予告を見ただけで結末の予測がつく。結末が重要なストーリーだ。その予測を裏切ってほしかったが、予測どおりの結末となる。
流れは無駄なく、わかりやすい。最後にトラップ大佐のような若きクリストファー・プラマーの写真を見た。
ラベル:映画 R
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A Bigger Splash  「胸騒ぎのシチリア」

A Bigger Splash.jpg2015  

Director:

Luca Guadagnino

言うまでもなく、アラン・ドロン、ロミー・シュナイダー、ジェーン・バーキンの魅力には劣るわけで、それでも、これはこれで魅惑の映画を期待したのだが、全体的に間延びしていて、おもしろくない。ヒューマンドラマ路線とみても、3人の過去と娘ペンの心情と やりようによっては複雑な人間模様をおもしろく描けたはずなのに、中途半端でもったいない。ラストのあっけらかんとした明るさがこの映画の雰囲気を覆し、それがよいような、そうでもないような。
ダコタ・ジョンソンが小悪魔的な印象に欠けるミスキャスト。彼女の出演映画がきっかけでキャスティングされたに違いない。レイフ・ファインズの体だけムキムキになっている見た目が違和感。ティルダ・スウィントンはやはりティルダ・スウィントンだ。
ラベル:映画 b
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Our Kind of Traitor  「われらが背きし者」

Our Kind of Traitor.jpg2016  

Director:

Susanna White

見応えあり。裏切りのサーカスほどのスタイリッシュさはなく、複雑ではなく、少々低俗だが、スピード感あり、展開を魅せるサスペンス。世界をまたにかけたスパイもの。
またしてもロシアンギャング絡みで、ここでは准主役がロシア人役、半分はロシア人の話。
ユアン・マクレガーはイギリス人役であり、お人好しの主役という適役。役柄の全てを認められないとしても、ロングヘアも似合っている。
スウェーデン人のステラン・スカルスガルドはロシアンギャング役をやってもキマる。ストーリーの中心人物であり、悪そうで、体も大きく、それでも悪人ではない役柄、とにかく彼が准主役であることで違ってくるはずだ。
ユアン・マクレガーとダミアン・ルイス、ナオミ・ハリスがMI6絡みの話?!
ダミアン・ルイスの役の人物像が少しわかりづらい。観ている限り、このストーリーに彼の人物像を知る必要はそれほどない気もするが、ラストに彼のクッキング、エプロン姿のままで応対するシーンに違和感あり。なぜわざわざ?MI6として仕事中の彼とプライベートの彼とのギャップを見せている?彼がロシアンギャングの汚職に執着している訳が彼の息子に関係しているというプライベートないきさつがちらりと会話の中で出てくるが。原作を読めば詳細がわかるに違いない。
それにしても主人公、一般人でありながら、この正義感と活躍ぶり。お人好しで親しみのある印象のユアン・マクレガーは、やはりジェイムズ・ボンドには不向きでしょう。
ラベル:映画 O
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Jane Got a Gun  「ジェーン」

Jane Got a Gun.jpg2016  

Director:

Gavin O'Connor

やはりナタリー・ポートマンは演技がうまい。
わかりやすく、まとまりあって無駄のないウエスタン。エンターテイメント系ウエスタンではなく、真面目ヒューマンドラマ系。
悪党のボス役にユアン・マクレガー悪役が板につかない彼だということはわかっている。で、ストーリー的に悪人要素はよくわかったが、極悪人らしき描写はわずかにしかなく、なんともクライマックスでは、ジェインを呼んでいただけ、あっさりやられてしまった、悪党。この際もう そうであってほしい悪人。そしてアメリカ人になる。ウエスタンだもの。

ラベル:映画 J
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Hungry Hearts

Hungry Hearts.jpg2014  

Director:

Saverio Costanzo

独特な雰囲気から、荒廃した近未来のような印象を受けるが、現代的な話。
ビルの最上階の 夫婦が住む都会の変わったマンション、全体的にグレーな色合い、カメラワークも独特で 時に魚眼レンズのように。
この重いとも違う、独特の空気は、ひょんな出会いから~この映画の内容にして、このオープニングも若干特殊~1組の夫婦が誕生し、ささやかで幸せな日常でさえも、なんとなく心落ち着かない。
そして、すぐに愛する息子が生まれて、幸せな夫婦の生活はズレ始める。夫婦それぞれが子どもを愛し、家族でうまくやっていきたい、それだけにつらく、信仰心のようなものというのは複雑で、どうすることもできない苦しさがある。
意外な展開の結末で幕を閉じるのは、むなしい余韻を残す。この短絡的な解決方法は、誰も幸せにすることはない。
ラベル:映画
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La Femme De La Plaque Argentique  「ダゲレオタイプの女」

dagereotaipu.jpg2016  

Director:

Kiyoshi Kurosawa

意外とホラー要素もある、それは古風な方法で、それがこの映画の雰囲気の中、不思議で静かな曖昧さを醸し出す。
ジャンは何もわるくなかったのだが。バイトし始めた、普通の青年。屋敷に出入りするようになって彼までも精神を崩したわけだ。
怪しくも幸せそうなジャンを見ていると、信じたかったが、やはりそういうことだ。彼は涙を流して、それでも笑顔で会話をし、本人もどこか気づいている、それでもマリーと一緒にいられればいいと。ステファンと同じく、現実と幻想との区別がつかなくなったのだ。
幸せそうな彼を見た後だからこそ悲しい余韻を残す。最近よく見かけるようになったタハール・ラヒムどこか魅力的で、演技が自然な印象だ。
ラベル:映画 l
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Genius  「ベストセラー」

Genius.jpg2016  

Director:

Michael Grandage

3大主演俳優プラスアルファそろえた映画。でしかない。
重要な人間関係が希薄で、突飛。
ジュード・ロウのセリフが役柄的に詩的で、全くピンとこないが、彼だからやれる印象はある。
ガイ・ピアースはなんとフィッツジェラルド役だが、もったいなくも脇役だ。
ラベル: G
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Jason Bourne

Jason Bourne.jpg2016  

Director:

Paul Greengrass

前作までが3部作のはずが。続編がつくられたのならば、確認するしかない。
で、普通に、全くこれまでと話がつながっていた。彼自身のアイデンティティーがだいたいわかったところで、さらに掘り下げて父親を絡める。主旨は真相を突き止めることだけではなく復讐の色が。
彼を取り巻くこれまでの重要関係者は順番に消されていく。もう製作上の入れ替えって感じで。フランカ・ポテンテ=マリーを2作目の冒頭で終わらせたように、一番長かったを今回の冒頭で。
ジュリア・スタイルズと2・3作目のジョーン・アレンを混ぜたような位置づけに今回アリシア・ヴィキャンデルを置いたが、役不足のような。表情は頑張ったが、司令塔には及ばない印象。歴的な立場が違う役柄とはいえど、時間が経ったことで消えたジョーン・アレンには、2作目で突然現れても 男性のボス役に勝る威厳があった。
トミー・リー・ジョーンズが独裁的なCIAのボスには見えない。トミー・リー・ジョーンズやヴァンサン・カッセルの有名どころをメインキャストに加えることで、これまでとは違った映画にも感じる。万人ウケする大作の安さが出るから、その路線はやめてほしい。と、まぁギリギリOKで、マット・デイモンが工作員やSWATたちを巻きながら高速で歩けば、ボーンフィルム。
ヴァンサン・カッセルは悪人顔で、いろんな映画でほぼクセ者だが、背が高くてスタイルがよいのもキマる悪役。最近では同じような出方目立つプラスされた人~でどこでもよく出るので、フランス人の独特さも見慣れた。しかし、ボーンシリーズのスナイパー役をここまで大きくしたのは彼だからだ。
これまでを超える大迫力のカーアクション~をつくった感あり~だが、ストーリーの深みは減った。
アリシア・ヴィキャンデルの役柄を 最終的にはジュリア・スタイルズの立場にはしなかった。彼女が簡単にトミー・リー・ジョーンズに背いたことも含め、彼女の人物像がよくわからないのも、゛続く”ってことで?
シリーズ1作目だけが違う監督で2作目以降が同じ、その傾向はなんとなくわかる、すっきり終わらせない。で、ニヒルな笑みを?これではまだ続編がいくらでも。ジェイソン・ボーンは苦悩し続けるから終わらない。
マット・デイモンもようやく年をとった。
ラベル:映画 J
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Human Capital  「人間の値打ち」

Human Capital.jpg2013  

Director:

Paolo Virzì

初めはつまらないやりとりだが、しだいに人間関係のつながりが浮かび上がってくる。登場人物の内の3人それぞれの視点で流れを繰り返し。結果的になかなかおもしろいようで、“人間の値打ち”というほどの重みを感じられない。あることは収まり、あることは何の解決もせず、あることの結果はわからない。そして、なぜか1つの問題についてだけ、ユニークではあるが無理やり字幕で締めくくる。
ラベル:映画
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Me Before You  「世界一キライなあなたに」

Me Before You.jpg2016  

Director:

Thea Sharrock

エミリア・クラークには必見。テレビドラマのキャラクターだけではない、こんな一面が。初めはラブコメ用の大げさな演技かと思ったのだが。笑顔がなんともかわいい、愛すべきチャーミングなキャラクターを自然体で。美人女優に珍しいスタイルの彼女だが、それがさらに役柄のキャラクターにマッチし、体型ではない、ハートだ と思える。
この映画には、ここで取りあげられているスイスなど一部の国で合法とさせれている安楽死というテーマが含まれている。シリアスな映画にすることはできたが、ラブコメ風にしたことにより、少しもったいないようで、介助する立場の主人公の成長とラブストーリーに焦点を当て、幅広い層に観やすいものになっているともいえる。
邦題もラブコメ風にしたかったのか?
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ラベル:映画 M
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La corrispondenza  「Correspondence」 「ある天文学者の恋文」

Correspondence.jpg2016  

Director:

Giuseppe Tornatore

若手のきれいな俳優を使って、ニコラス・スパークス風につくることもできただろう。きっとありきたりのつまらない青春ラブストーリーになったはずだ。それを大人の恋愛にし、美しい背景と調和させた。
オルガ・キュリレンコはただきれいなだけではないグレーな魅力があり、ジェレミー・アイアンズはヨーロッパ感あり、愛の言葉が似合う、セクシーなおじさまの代表と言える。
悲しい話ではあるものの、エンディングまでのまとまりはよく、主人公の納得と再生を感じられ、寂しげな余韻を残しつつも、笑顔が戻るような、できた作品。
ラベル:映画 l
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Suicide Squad

Suicide Squad.jpg2016  

Director:

David Ayer

ジャレッド・レトがジョーカー役をやったなら すごいことになるのではと注目していた。ジョーカーといえば、俳優も病みそうな非人間的キャラクターだから。
しかし、半分はコミカルで、半分は非現実的な怪物や悪魔と戦うタイプの映画だとは、ちょっとジャレッド・レトの期待のジョーカー像と外れた。といっても、ジョーカーは脇役で、ストーリーのメインメンバーではない設定だ。それは、ジャレッド・レト~今回もけっこう痩せている~の印象が崩れなくてよいが、出番が少なくて残念でもある。ハーレイ・クインの幻想の中でノーマルなジャレッド・レトをちらっと見ることもできる。
さて、スーサイドスクワッドメンバーはというと、知名度からウィル・スミスがトップだが、極悪人のイメージではなく、結局そういうキャラなのか、彼だからそう観えるのか、アンマッチに思えるが、なにしろ私は原作を全く知らないから。
で、ハーレイ・クインに持ってかれた、全員が。彼女の役を誰がやるかは重要なはずで、原作を知らないながらも、おそらくマーゴット・ロビーはハマリ役に違いない。
あとは無名な俳優ばかりで、ちゃんとメンバー全員の丁寧な長い説明の前置きがある割には、キャラの主要度格差は大きい。が、意外とCG混合の派手なアクションも多い映画で、活躍としては全メンバーの見せ場をつくっている。
意外な活躍度大は、モデルのカーラ・デルヴィーニュ。この映画の最大の敵役、幼げな顔立ちに目の印象は強く、美しく、しなやかな体。
Mみたいな存在のヴィオラ・デイヴィスは、違うサイドの大きな役だけに、いまいち。
ストーリーはというと、とてもおもしろいとは・・。怪物と戦う話だもの。物珍しさから食いついてしまうもの。
ジョーカーが生きていたのは期待を裏切らなかった。
バットマンはベン・アフレックってことか、Mr.ウェインって言っていたから。この友情出演に感動はなし。でも、ここでクリスチャン・ベイルが出てきてはもったいないから。
ラベル:映画 s
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Asphalte  「アスファルト」

Asphalte.jpg2015  

Director:

Samuel Benchetrit

とりとめなく、ぶつ切れに進むストーリー。同時進行の3話だと気づく。どれも温かい3話に変わっていく。儚さもある。こんなにも素朴なストーリーなのに、じわっと温かい。
ラベル:映画 a
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Now You See Me 2  「グランド・イリュージョン 2」

Now You See Me 2.jpg2016  

Director:

Jon M. Chu

テンポのよさを意識しているのはわかる。
1に続き2までも、なぜマイケル・ケインとモーガン・フリーマンが二大出演なのかがわからない、この映画。
ホースメンのメンバー、やはりよいコンビネーションを感じないアンバランスさ。
肝となる人、マーク・ラファロは本当にいろいろ映画出演多く、評価高いのもわからなくはないが、好みの問題か。ウッディー・ハレルソンは苦手だ。中心人物のジェシー・アイゼンバーグは観方によれば魅力的な俳優なのだが、この手の主役級にはしっくりこない。無表情に、彼のトレードマークの早口では。紅一点は、明らかに前回のアイラ・フィッシャーの代役に無理やり入れた感。そして、悪役的なダニエル・ラドクリフ、なぜ彼なのか。ハリー・ポッターの意外性をついたのか、それはたいして機能していない。
ジェシー・アイゼンバーグの雨をストップさせるシーンを何度も予告編で見せるのはNG。
やたら長いシーン、カード1枚をホースメン全員でセキュリティーチェックから隠すトリックのパフォーマンスは見ていておもしろかった。それくらい。
ラベル:映画 N
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X-Men: Apocalypse

X-Men Apocalypse.jpg2016  

Director:

Bryan Singer

壮大で、体から頭から感じるパワーに圧巻。マーベルといえどエンターテイメント映画で神の力を表現するのは珍奇になりやすいだろうに。
いえば、マイケル・ファスベンダーがおかしなヘルメットをかぶって~元のX-MENシリーズがそうだからしかたない~宙に浮いているのだけが妙だ。
ラベル:映画 X
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Miraculum  「神のゆらぎ」

Miraculum.jpg2014  

Director:

Daniel Grou

この陰の空気ながら、見事な構成。悩ましい数人の登場人物を取り巻くストーリーが交差する。信仰心、運命のいたずら、人間の感情。考えさせられる心の問題。飛行機事故が起こるのは全能の神が存在しないからだ と。
グザヴィエ・ドランの映画ということで注目だが、彼は今回 監督業とは関係なく、俳優として。そして、数人の登場人物の1人であり、彼のストーリーの中では主役ではなく、出番がそれほど多いわけでもない。彼の演技が最後に印象づけたのは、信仰心は人を冷酷にさえも変えてしまうということ。悩んだ末に人として道徳的な行動をとった愛する女性にさえも 信仰に背いた者に対して心はない。それをコントロールしているのは神か?そうではない。人の心とは恐ろしい。
ラベル:映画 M
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The Legend of Tarzan  「ターザン:REBORN」

The Legend of Tarzan.jpg2016  

Director:

David Yates

超長身なのは言うまでもない。目がちょっと切ない。ミディアムロングヘアも似合う。
アレクサンダー・スカルスガルドに集中してしまって、彼の行動に突っ込みどころあって当然のテーマをつい忘れてしまう瞬間がある。あ、そうか、ジャングルで育ったんだった。あ、そうか、ターザンだもの、ア、ア、アァ~のこれが定番だった。
サミュエル・L・ジャクソン交えたコミカルなやりとりも、アレクサンダーにみとれていると気づくのがワンテンポ遅れてしまう。サミュエル・L・ジャクソンがなかなかよい役だと感じてしまうのも、アレクサンダー効果かもしれない。
190cm以上の身長で上半身を鍛えたなら大きい人には違いないが、ゴリラと素手で闘うのはちょっと間違えてないか?あっさり負けていた・・。彼は細身の印象で、ゴリラと格闘すること自体、若干の違和感だ。
それにしても近年の猿の惑星に見慣れた、リアルなゴリラたち。そして、いざとなったらジャングル中の野獣たちを動員できるのだ。
美しさ、やさしさ、強さ、正義感を兼ね備えたジョン=ターザン=アレクサンダーでした。
マーゴット・ロビーも美しい。
ラベル:映画 l
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Alice Through the Looking Glass  「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」

Alice.jpg2016  

Director:

James Bobin

カラフルなファンタジーのCG映像を観るだけのつもりが、キャラクター像が掘り下げられた、メッセージ性のある良いストーリーに、すっきりと感動。
不可能を可能にするのは信じること。実はただ信じて祈るだけではだめなのだ。心から信じることは行動につながる、人は信じて行動しなければ不可能を可能にすることはできない。
過去を変えることはできない。しかし、(my Alice, my Hatter というように) 大切な友人や家族のために信じて行動すること。気持ちを言葉にして伝えること。そうすれば、わかりあえる。変えられる。
ラベル:映画 a
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Mon roi  「モン・ロア」

Mon roi.jpg2015  

Director:

Maïwenn

ただ激情の男と女の人生の波のようで、俳優の演技が光る、感情の伝わる。
ヴァンサン・カッセルの名前がクレジットに一番に出るが、主人公はあくまで女性。女性監督らしい温かさも感じられる。主人公の女優起用の意図について、ストーリーも踏まえて、なるほど。
タイトル゛私の王様” はぴったりとは思えない。主従関係ではなく、男と女の人間関係、彼女の人生についての話を思うから。
ヴァンサン・カッセルはやはりどこかセクシーで、主役の女優の得意な感情を外に出す演技、2人の自然さは素晴らしい。
ラベル:映画 M
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Southpaw

Southpaw.jpg2015  

Director:

Antoine Fuqua

チームスポーツならチームワーク、ひとりスポーツなら自分との闘い、勝ち負けがあって、あつい人間関係があって、感動につながるのはスポーツがテーマの映画の特徴だ。だからスポーツ映画を好きじゃなかったとしても、ボクシングを好きじゃなかったとしても、やはり感情移入しやすい。キャストの魅力と展開模様、そのつくりのまとまりが もちろん物を言う。
タイトルのサウスポーについては、そういえば最後まで全く触れられない。
ジェイク・ギレンホールは本来主人公のイメージではないが、彼は今や奇怪に何にでもなれる才能を表しつつある。ジェイク・ギレンホールもレイチェル・マクアダムスも若く見える2人。子役がまたうまい。
定番のスポーツ系だが、キャスト的にも展開的にも観やすい、映画らしい良い映画。
主人公の置かれている環境、BGMはヒップホップで、テーマミュージックがエミネムなのはいかにもだが、エミネムがまたやってくれた感じだ。
ラベル:映画 s
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The Sea of Trees  「追憶の森」

The Sea of Trees.jpg2015  

Director:

Gus Van Sant

ガス・ヴァン・サント風ではないが、悲しくも良い話だった。
マシュー・マコノヒーと渡辺謙さん、プラス主人公アーサーの記憶の中のナオミ・ワッツ、ほぼこの3人だけしか登場しない映画。
やはりマシュー・マコノヒーは安心の演技力。最近完全に彼を見直してしまった。
謙さんの役柄、その結末に意外性は感じられない。初めから匂わせているから。
アーサーの心の内と再生の話で、謙さんの役割は大きいとはいえど、タクミの真相をもう一歩 なるほど納得の印象に仕上げてほしかった。原作があるからしかたないのか・・。
ラベル:映画 s
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The Revenant

The Revenant.jpg2015  

Director:

Alejandro G. Iñárritu

広大な自然が素晴らしく、その中で、それをゆっくり目にしつつも、さめざめと流れていく。このロケ地からして撮影は大変だったに違いない。思ったよりストーリーは大きな話ではない。あくまで主人公グラスの復活8割と復讐2割。とにかく舞台が大自然だ。
初めてオスカー主演男優賞を手にしたことで話題のレオナルド・ディカプリオは、「The Wolf of Wall Street」 とは逆で しゃべらない。しゃべらないことで ゛レオナルド・ディカプリオ” になりにくい、これは受賞の要素にもなり得るのでは?
生命力と知恵、強い心のあるグラスにはもう失うものはない。復讐を終え、彼はこれからどんな道を歩むのか。幻想と彼の悲しい表情が余韻を残す。
そう、レオナルド・ディカプリオは、アクション映画だとしても、ドラマ要素を演じさせると 彼らしく素晴らしい。
グラスと野生の熊の格闘シーンが割と長い。
グラス(ディカプリオ)とフィッツジェラルド(トム・ハーディー)の一騎討ちも クライマックスであり、見応えがある。
トム・ハーディーは今回完全な悪役といえど、マッドマックスより断然魅力的に映る。対峙する悪役が 映画でいかにも悪役俳優より、彼であることで映画の観方も変わる。悪役でありながら、この映画で大きな2番手だ。
ラベル:映画 R
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Spotlight

Spotlight.jpg2015  

Director:

Tom McCarthy

チームのメインキャストは 全体的に異色のようで、なかなか良い。
社会派ドラマがオスカー作品賞ということで、ストーリーには集中できるが、まだ序章で映画が終わった感覚。ドラマチックに脚色することなく、デリケートな内容のアメリカの事実にして、これだと批判を受けない映画化圏内なのかもしれない。
映画自体はおもしろくなくはないが、作品賞の根拠はわからない。
ラベル: s
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Room

Room.jpg2015  

Director:

Lenny Abrahamson

社会派ドラマのようで、その印象ではない。ヒューマンドラマとして、物語として、食い入るように集中して観られる。ドキドキする、また、胸が詰まるシーンもある。
ジョイの母親・義父とジャックとの しだいに心が通い合うシーンにもほっとする。端折られて、この事件が全て語られはしない。しかし、事件を暴くことがこの映画のテーマではないことが この映画のつくりにも表れている。
ブリー・ラーソンは、他のノミネート女優との比較にもよるにしても、オスカーにふさわしい。
ジャック役の子役も重要で、彼がまたすごいのだが、事前に来日中のよくしゃべる男の子を見てしまったために、この演技が当然のように思えてしまう。


ラベル:映画 R
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The Danish Girl  「リリーのすべて」

The Danish Girl.jpg2015  

Director:

Tom Hooper

人生の1カットではなく半生、抜粋にしろ、主人公の人生すべてを描く壮大さを感じられ、伝わりやすい感動的なドラマ仕立て。そして、俳優の演技が物を言う。
アカデミー助演女優賞をとったアリシア・ヴィキャンデル、最近急によく見かけるようになった、彼女はわるくはないが、エディ・レッドメインのほうが断然演技がよく思える。しかし、ここは比べるところではない。実はゲルダ~原作本ではグレタ、映画の字幕はゲルダ、劇中の発音はグルダに近く聞こえる~の役は、主人公アイナーの役以上に重要で難しい役だ。アリシア・ヴィキャンデル以外の女優がゲルダを演じたらどうなるだろう、少し気になる。
アイナーは誰でも演じられるものではなく、これはエディ・レッドメイン以外にいないと思わせる。儚さ、苦悩、かわいらしさ。エディの表情やしぐさが素晴らしい。前もって知っていることもあり初めは化粧した男性に見えるのだが、しだいに本当に女性らしく見えてくる。それは意図的なつくりであるかもしれないし~それはそれで映画として素晴らしい~、観ている者がストーリーに引き込まれていく結果でもある。彼が主演男優賞を受賞してもまるでおかしくない。昨年受賞の「博士と彼女のセオリー」と比べてどうか。そこも比べるところではないのだ。
他の登場人物で重要なのは、舞踏会でリリーが出会うヘンリクと、アイナーの幼なじみのハンス。リリーとヘンリクとの再会が個人的には嬉しく思える。
ヘンリク役のベン・ウィショー、見方を変えれば彼もリリー役ができそうだが、それでもエディがベストだろう。
ハンス役のマティアス・スーナールツ、彼もまた最近頻出だが、なかなか良い。役柄的にはデンマークの人だろうが、劇中再会したのはフランスだったので、ベルギー人の彼には そういう意味でもしっくりくる。
医者役の俳優は確かオランダ人。彼もただ数シーンだけでも、誰でもよかったような俳優がやるより印象がよい。
ラベル:映画 d
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Steve Jobs

Steve Jobs.jpg2015  

Director:

Danny Boyle

ほんの数年前のアシュトン・カッチャーのスティーブ・ジョブズとは違うつくり。そうでもしないと短期間にリメイクしてもしょうがないわけで。
アシュトン・カッチャーのスティーブ・ジョブズは彼のメインストーリーを追っているもので、観やすくはあった。
マイケル・ファスベンダーバージョンは、スティーブ・ジョブズのストーリーを知っていることが前提、舞台はほぼステージのある会場内のみ、彼のいくつかのポイントで時期だけが変わる。全体を通して娘との関係にスポットを当てている。常にセリフ、セリフで、そこから読み取らなければならない。セリフの連続と、狭い室内、シーンの切り替わりと目まぐるしく、スタイリッシュではあるが、集中力が必要で、観やすい普通の映画とはいえない。
安心のマイケル・ファスベンダーと、さらに安心のケイト・ウィンスレットは アメリカ人になっている。
娘リサの母親役、「Inherent Vice」 の長身な女優はヒッピー風の役が似合う。
ラベル:映画 s
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Carol

Carol.jpg2015  

Director:

Todd Haynes

繊細で美しい。複雑なストーリーではなく、時間がゆっくり流れる。その流れと装飾品、温かい色味、キャロルの艶やかさ、テレーズの眼差し、それらが絶妙な雰囲気をつくり出して 仕上がっている。
メインキャスト2人は重要で、特にキャロル役はケイト・ブランシェット以外には考えられないかもしれない。ラグジュアリーさが似合うだけでなく、品と聡明さ、女性としての強さ、みすぼらしくない悲しさを感じられる女優でなければならない。
ルーニー・マーラも少し他と違うような 従順でありながら自分を持っている若者の印象にマッチする。
曖昧ではあるが、悲恋に終わらず、先を予感させる、ふわっと余韻を残すラストもわるくない。
ラベル:映画 C
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Känn ingen sorg  「ソング・フォー・イェテボリ」

Känn ingen sorg.jpg2013  

Directors:

Måns MårlindBjörn Stein

明るくて、音楽があって、青春ドラマがあって、ハッピーエンディングがあって、良い。
メインキャストが愛らしいキャラクターで、見飽きない。
この映画の背景や音楽の出処を知った上で観たほうがおもしろいはずだ。
ラベル:映画 K
posted by JUNE at 10:59| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Unbroken  「不屈の男 アンブロークン」

Unbroken.jpg2014  

Director:

Angelina Jolie

オリンピック選手ランナーの話?戦争の話?戦争の話です。
アメリカのイタリア移民であること、オリンピック選手であることが主人公の背景。オリンピック選手になるくらい、いや それを超える誰よりも不屈の精神を持つ彼は、漂流、戦争捕虜と、ますます過酷な環境に身を置き、悲惨な状況を生き抜く。
ハッピーエンディングではあるが、あまりに辛い状況が続くために 気も落ち込むもの。しかし、ラストまで観切ったとき、事実に基づくストーリーだということ、彼が実際にその後とった行動、ぐっとくるものがある。
メインキャストにイギリス人俳優が多い、アメリカ人の話。
ラベル:映画 U
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Suite Française  「フランス組曲」

Suite Francaise.jpg2014  

Director:

Saul Dibb

舞台背景と俳優の国籍がメチャクチャ。舞台はフランスで、人民の言語は英語。主人公はフランス人役のアメリカ人ミシェル・ウィリアムズ。フランス人義母役にクリスティン・スコット・トーマス。重要人物脇役に役名だけはフランス人のイギリス人サム・ライリー。准主役はドイツ人役のフランス語圏ベルギー人マティアス・スーナールツ。フランスを占拠しているドイツ人はドイツ語。(アレクサンドラ・マリア・ララはルーマニア出身らしい。) ラブストーリーベースでドラマティックな脚色なので、戦争時代ものでも 違う視点で穏やかに観られる。仕方なくもあるが ラストがしり切れとんぼで、主人公の語りを挟まず、最後までつくり込まれていれば、もっと壮大な人間ドラマを感じられただろう。
ラベル:映画 s
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Crimson Peak

Crimson Peak.jpg2015  

Director:

Guillermo del Toro

ホーンテッドマンションだ。ストーリーは子ども向け、いや、無理やり大人の見方も。ギレルモ・デル・トロフィルムだと心得て見ればokの範囲内で、彼の作品の中ではダークファンタジーというほどではない。俳優の使い方でプロモーションにまんまとやられたが、子どもだましのホーンテッドマンションとしか言えない。ただ、ダークな中に装飾品や衣装などは見どころ。
主人公、ミア・ワシコウスカに珍しくないコスチューム。
トム・ヒドルストンは痩せていて背が高く、何百年と生きているゴーストっぽくもなり、ジェシカ・チャスティンとギスギスした姉弟として似合う。いや、彼らはゴーストではないのか・・。もはやどちらでもいい。
意外なところにチャーリー・ハナム。彼は好青年、救いの手で、それもよいのだが、ただそれだけのことで終わってしまい、彼の以前の独特の魅力をこれでは生かせないのが残念だ。少し前ならトム・ヒドルストンとの役柄が逆だろう。チャーリーは好青年役に転身中、そして今やトム・ヒドルストンのほうが有名だ。



ラベル:映画 C
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Bridge of Spies

Bridge of Spies.jpg2015  

Director:

Steven Spielberg

シリアスな社会的映画であり、アメリカ映画的まとめ方でもある。
愛すべきキャラクターでありつつ、何をやらせてもさまになる安心感を生かしたトム・ハンクスは役柄に合っていて、もちろん良いが、普段以上ということもないので、主演男優賞を逃すだろう。作品賞は、従来の受賞タイプの映画~スピルバーグだもの~としてはあり得る。
終始シリアスなやりとりなので、セリフの一語一語を聞き逃さないほうがよいが、ストーリーはわかりやすくもある。きちんと観れば、かなりの集中力で観られる観応えのある作品。
ジム・ドノヴァンの不屈の精神の詰まった作戦が 成功するかどうかということだけでなく、その後にも注目を。
引き渡しが完了した後のアメリカ人スパイパイロットは仲間のハグを受け、ソ連スパイのアベルは車の後ろに乗せられただけだった。ここでその後の彼らの運命が決定づけられたかと思いきや、アベルは家族の元に、アメリカンパイロットは政府の人物たちから無視されるシーンが。引き渡し間近にジムにアベルが言った言葉のとおりではなかった印象を受けるのが多少ひっかかる。その後の詳細は省かれているから不明点はあるが。
冷戦下における情勢の中、捕らわれた者を 国対国にとらわれず、人としての解放を。ジムは彼の人情と正しい行動、不屈の精神によりひとりで立ち向かい、国としての成功を納めることとなった。ジムの人柄を理解するアベルとの絆も描かれる。
人間模様や世紀の交渉をすごく深く描いているとは言えないが、その分テンポよく、観やすい。ラスト、全てを終えて、彼の心のよりどころである家族の元へ戻り、ベッドに倒れこんで眠りに着くジム。その解放感は視聴者にも伝わってくる。

ラベル:映画 b
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Star Wars: Episode VII - The Force Awakens  「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

Star Wars.jpg2015  

Director:

J.J. Abrams

初代キャスト陣をなんとか勢揃いさせた上、全く新しいストーリーをつくる、そういう意味でうまくつくられている と思うのが私の感想。
マーク・ハミルがそれなりにさまになっていて ほっとした。
ラベル:映画 s
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Spectre  「007 スペクター」

Spectre.jpg2015  

Director:

Sam Mendes

ダニエル・クレイグ版4作品のまとめになっているストーリー。ダニエル・クレイグはこの作品でジェイムズ・ボンド最後 (?) ということで、劇中ラストも都合よく引退させたものだ。ジェイムズがここで心から引退するのはストーリー上はピンとこない。ダニエル・クレイグのシリーズは、ジェイムズ・ボンドの生い立ちや MI6加入時、本当に愛した女性に触れるなど原点に立ち返ったストーリーであるようだが、自分のルーツも探りながら この4作品で倒した敵キャラたちの組織のボスを殺すことで、彼の気は済んだ?職業上、彼がやるべき仕事はまだまだあるだろうに。
さて、曰く付きのメキシコ人女優を同伴してのオープニング。冒頭に、前置きなく一連のハードアクションシーンを入れてくるのは定番だ。今回は飛道具が見せ場。後にもう1シーンある。ボンドはヘリコプターや小型機の操縦もできるのだ。
その後はテーマミュージックタイム。今作と前作「スカイフォール」はしっとり系だ。今回のテーマソングはサム・スミス、前回アデルで、ふたりともその年の新人歌手注目度No.1。彼らのバラード曲と鏡写しのようなデザイン。「カジノロワイヤル」と「慰めの報酬」のオープニングテーマはノリのあるヒーローもの的なデザインだったのに対し。
「スカイフォール」では全くだったが、ボンドガールを目立たせた今回。最近急に注目を集めているレア・セドゥより有名なのはモニカ・べルッチだが、モニカ・べルッチの出番の少ないこと。それでもボンドガールの1人。ジェイムズ・ボンドが少しでも愛する女性はボンドガールなわけだ。メインボンドガールはストーリー的にも完全にレア・セドゥ。彼女がボンドガールをやることは納得の事実ではあるが、レア・セドゥは実年齢より若く見えるため、ジェイムズ・ボンドと恋人どうしというのは いまいちしっくりこない。
そして、このまとめストーリーは案外わかりやすいものなのですね・・。巧妙ないきさつは無いわけ。だから、すごくおもしろかったというわけではない。こんなものだ、だいたいこのシリーズは。007の歴史とブランド力。端々のこだわりの魅力。スーツ姿でアクションは動きづらいだろう。しかし、だからスマートに見える、身のこなし。車コレクションも挙げるところだろう。タイヤが滑らかに横滑りして見えるアストンマーティン。
マニーペニーとQの存在が前作より強調され、愛すべきキャラクターとなった。ベン・ウィショーのQがなかなか良いキャラだ。MI6のお世話係のようなタナーの頭がさらに薄くなった気がする。レイフ・ファインズは今回からMだが、違和感なし。今回の悪役クリストフ・ヴァルツ、彼はもっとクセのある悪人になれるだろう明らかな悪役タイプで、逆に面白味がない。
監督ときどき笑いを狙っているが、Qは絶妙、ボンドはいまいち。
ラベル:映画 s 007
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The Man from U.N.C.L.E.  「コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)」

The Man from U.N.C.L.E..jpg2015  

Director:

Guy Ritchie

「007 スペクター」と公開日がほぼ被るため、なんとも軽いノリの 世界を股に架けたスパイもの に思える。
心配的中のバディーもの。ヘンリー・カヴィルも堂々としてきたのに、惜しい。コメディー色も たいして笑えない。俳優によるものか、全てはガイ・リッチーの手にかかっている。オープニングからエンディングまで古風且つスタイリッシュに決まるはずなのに、なんとも外している、残念。
ヒュー・グラントはカメオ出演かのような出方で、ちょろっとしか出番がなく、彼の印象ではない役柄。
スーパーマン体格のヘンリー・カヴィルも大きいはずだが、アーミー・ハマーと並ぶと小さく見える。プレイボーイなヘンリー・カヴィルも いまいちしっくりこないし、長身で美しいアーミー・ハマーも どこか魅力に欠ける。イケメン2人が組んでいるというのに。
ヒロインもかわいいが、2人との相性がバッチリだとは感じられない。
全てガイ・リッチーのせい。
ん?コードネーム アンクルは これから始まるの?これからヒュー・グラントをボスとして?今回のはパイロット版てな具合??
ラベル:映画 M
posted by JUNE at 10:48| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Fehér isten  「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」

Fehér isten.jpg2014  

Director:

Kornél Mundruczó

猿の惑星の犬版。といっても、猿の惑星は昔は着ぐるみ、最近はCGだが、こちらは実写のリアリティー。いったいどうやって?賢い犬数匹を使って、他はCGで何百匹に見せている?アメリカ映画にはない現実味のあるグロテスクな雰囲気もある映画
あくまで人間のストーリーを観せる前置きは長く、犬たちの行動は後半。猿の惑星と違って犬たちがしゃべったりはしないわけだから、早くから犬の惑星にすると間がもたないに違いない。
そして、後半の変貌がゾクッとさせる。主人公リリのトランペットの音色に 数百匹の犬たちが次々にひれ伏す姿は圧巻。彼女が愛犬ハーディーを制すだろうとの予測はつくが、それでも この姿には。
罪のない犬たちと愚かな人間たち。従順な飼い犬のハーディーが 痛めつけようとする人間に牙を向け、野良犬の扱いを受けている多くの犬たちを統制。語らずとも これを背景にして重みを感じさせるのは、この映画の独特の雰囲気にある。そして、悲しいかもしれない不明な結末をそのまま残して幕を閉じる。
リリ役は幼げだが、きれいな子だ。父親役の役柄は最後まで中途半端なようで、しかし そこは目をつぶれる。リリとハーディー、犬たちのラストの姿を見れば。
ラベル: f
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La famille Bélier  「エール!」

La famille Bélier.jpg2014  

Director:

Eric Lartigau

音楽とのうまい融合は感動を膨らませる。フレンチコメディー。

背景にある大きなテーマは、主人公ポーラの家族が ポーラ以外 聾唖であること。

しかし、明るく、本当に仲の良い家族。悩みや問題は起こるものの、ありがちな結末のサクセスストーリーでもいい、気持ちよく解決させ、そこには、ポーラの歌声に乗せ、コメディーの中にも 心が洗われるような感動があった。彼女が手話で歌い始めたときの..。プロのうまさというわけではないのだが、ほとんどアカペラの彼女の延びる歌声は、耳に、心に、残る。

決して女優っぽくはない自然体のポーラ役には好感が持て、家族や歌の先生のキャラクターも良い。

ラベル:映画 l
posted by JUNE at 10:46| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Clouds of Sils Maria  「アクトレス ~女たちの舞台~」

Clouds of Sils Maria.jpg2014  Director: Olivier Assayas


女優マリアの現実の姿と舞台の役柄とを重ね合わせ、区別がつかなくなるような、実は細かな心理描写に集中しなければ難しい。それをジュリエット・ビノシュが演じると格別にマッチしていて、女優ジュリエット・ビノシュとも重なるような印象さえ受ける。

邦題からはアクトレスのスキャンダルや単なる葛藤を題材とした映画かと推測するが、実はもっと深く、原題のニュアンスに近い。真剣に観てさえいれば理解できるもの。各所にマリアの心理描写が散りばめられている。

舞台を熟知しているがゆえ、過去に醜く感じられた役を自分のキャリアと老いに逆らえず 演じなければならない葛藤。若さを身近に感じる心許せるアシスタントとの関係。ここも極微妙な描写で。

製作関係者、マスコミ、過去に関係を持った男優、マリアに対する周囲の反応は明らかに昔とは変わってしまった。マリア本人もそれを悟っている。女優としての顔、アシスタントのヴァンの前では本当の笑顔を見せる。しかし、そんなヴァンもマリアから去っていく。このエピソードは舞台の若者役と重なるものがある。さらに、今時のしたたかな若手女優との共演による関わりも さらにマリアを悩ませる。

微妙に錯覚を起こさせるような重ね合わせ、心理描写と、キャストが素晴らしいこの映画。マリア視点で描かれているが、メインキャストを3人の女優に絞り、それぞれの位置づけを印象づけている。クリステン・スチュワートも重要な役で、マリアを心からサポートしながらも 自分の将来と仕事について考える若いアシスタント役を 活発ながらも 内面に秘めた彼女の印象に合う方法で演じた。

彼女たちが映画の大半を過ごすスイスの高原の舞台が美しい。が、マリアの心の内のように 霧込んでいる時間も長い。
ラベル:映画 C
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Pan  「PAN ネバーランド、夢のはじまり」

Pan.jpg2015  Director: Joe Wright


SFファンタジー。アトラクションのような映像、大画面ならではの映像美、わかりやすくて美しい話を 時には観なければいけない。

日本の演技の上手い子役はどうも心地わるいが、洋画の子役の上手さは 英語のせいか素晴らしく思える。ハリウッド大作に抜擢されるなんて、やはり選りすぐりの能力の持ち主なのだろうか。大人顔負けだもの。

ヒュー・ジャックマンの悪役は良い。体も大きく、目力があって悪役もできる上、見ていて不愉快な悪役俳優もいるが、ヒュー・ジャックマンは醜くなく、ヒーロー的な彼の印象もあり、悪役でも不愉快感を感じない。

ギャレット・ヘドランドは、小さい映画に出るタイプなのはよいが、いまいち魅力に欠け 目立たなかったところ、ここらで..。若干粗野な彼の印象にも合う役でマッチ。若かりしフック船長。

ピーターパンの始まりのストーリーとして発見あり、納得の この映画。続編をつくれそうだ。

ニルヴァーナの曲を演出に取り入れて使っているのは現代風でユニーク。歌えるヒュー・ジャックマンには ここでも歌わせる。あれ?ミュージカルタッチ?いや、このシーンだけ。アマンダ・セイフリッドも友情出演?

人魚はカーラ・デルヴィーニュ。が3人ぐらい。
ラベル:映画 p
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1001 Grams  「1001グラム ハカリしれない愛のこと」

1001 Gram.jpg2014  Director: Bent Hamer


緩すぎて、意味を感じなすぎて。監督のこの題材についての閃き、もうちょっと観やすいものにして。
ラベル:映画 1001
posted by JUNE at 10:43| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Captive  「白い沈黙」

The Captive.jpg2014  Director: Atom Egoyan


時間の交錯は今や珍しくはない。ハテナを浮かべながら頭を働かせ、繋ぎ合わせ、ラストに近づくに従ってしだいにパズルが組み合わさっていくように謎が解き明かされる、それが時間の交錯の効果。しかし、この映画はその失敗作ではないか。

まず、異色なスタイルとはいえ、普通の気になるサスペンス的予告編を見せた後で~ストーリーがほぼ把握できる~、冒頭から犯人を見せる。劇中の隠しカメラの映像を見るごとく、裏がわかる。時間を戻して経過を観ていくわけだが、それがあまり効果を生み出していない。普通に順を追った構成のほうが引き込まれて、ハラハラ目が離せないはずだ。

そして結末は、犯人が撃ち殺されたために真相が語られない。家族は再会できたが、このつくりにして 真相究明しないのはおもしろくない。昔のオーソドックスなサスペンスではないわけで。ただの変質者というだけ?変質者に間違いはないが、その人物像を、せめて。

最後の最後に 実は あり得ない父親が関与していたとか..あるかも なんて思ったが、ない。
ラベル:映画 C
posted by JUNE at 10:42| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Age of Adaline  「アデライン、100年目の恋」

The Age of Adaline.jpg2015  Director: Lee Toland Krieger


おとぎ話。ファンタジー、切なさとハッピーなロマンスをバランスよく観やすく。もう少しでニコラス・スパークス風になりそうだったが、ならなくてよかった。

主役たちは多少いかにもな配役だが、美しいのは観甲斐あるものだ。

珍しい組み合わせでもあるベテランが脇を固めている。エレン・バースティン、キャシー・ベイカー、ハリソン・フォード。

ハリソン・フォードの若い頃役がハリソン・フォードにちょっと似ているのはよかった。しかし、ハリソン・フォードとその息子役はあまりにも似ていない。

悪者が出てこない話。ハリソン・フォードの役の存在は関係者を混乱させたが、やっかいな人物とはならず、良い人の位置づけだ。

ラベル:映画 a
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A Little Chaos  「ヴェルサイユの宮廷庭師」

A Little Chaos.jpg2014  Director: Alan Rickman


フランスが舞台で、イギリス人俳優が占める。フランス語圏の人、准主役のマティアス・スーナールツも英語をしゃべるしかない。彼の英語はうまかったが。

やたらにこの時代のコスチュームが似合うケイト・ウィンスレットはやはり安心の存在感。その相手役にはマティアスの印象は弱いのだが、これまでの限られた数本の独特な彼の印象により、内に秘めた男性として。彼の演技力がこんなものではなかったとしても発揮できないであろう、この枠内。

恋愛一色ではなく、彼女の癒せない心の奥と 庭師としての信念と強さ、協力者、少しの宮廷内スキャンダルと、この背景の割には穏やかだが、まとまりはある印象の映画。感情的な盛り上がりは従来の映画程度で それ以上のものではない。邪魔者の出現も一度だけで、勝手に収まっていた。

キングの役をしながら、アラン・リックマンが監督だとは。
ラベル:映画 l
posted by JUNE at 10:40| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Im Labyrinth des Schweigens  「顔のないヒトラーたち」

Im Labyrinth des Schweigens.jpg2014  Director: Giulio Ricciarelli


ヒトラー政権は終わったが、アウシュビッツの実態が明らかにされていない時代のドイツ、そこで犯罪を犯した者たちが初めて裁かれるまでの話。ナチスに関わった人物がそこらじゅうで普通の生活を送り、国中が現実について知らぬふりをしている現状に、協力者はわずか、自らの父親のルーツにも悩まされながら、正しい行いをしようと 無知なところから立ち上がった若い検事の話。少し違った視点でのナチスドイツにまつわるドイツ映画だ。

裁判が始まる、そこでその後についてキャプションで語る終わり。

主人公の俳優が アーミー・ハマーをひとまわり硬派て品よくしたような男前。
ラベル:映画 i
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Bird People

Bird People.jpg2014  Director: Pascale Ferran


初めは考えてつくられたが、つくり始めたら迷って、続行して、なんとなくこうなったような作品。

彼の場合と彼女の場合とで分けたつくりなのもハテナ。それぞれのストーリーをどういう方向へ持っていきたかったのかもハテナ。2つの場合しかないのに、2つのストーリーにまるで共通点がない。両ストーリーとも無駄に長いからシーンが間延びするだけ。男性のストーリーは常にモヤモヤと進展もなく楽しくない。女性のストーリーはかわいらしいが、結局よくわからない。そして、最後に2人を引き合わせたことにはピンとこない。

絵を描く、日本人ではない日本人の設定はよかったかと。

結末はなぜか笑顔で。
ラベル:映画 b
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Ispytanie  「草原の実験」

Ispytanie.jpg2014  Director: Aleksandr Kott

ロシア映画。字幕はない。セリフがないから。ときどきのバックミュージックと、周囲の音。音といっても、荒野の中の1軒の家と車、時に馬、登場人物は4人だから。

展開は想像よりも意味深で、真相を知りたい。

遊牧民と見られる。親子?あの家の周囲では放射能か何かが検出された?隔離されている?父親らしき男が亡くなり、彼女は家を出ようとしたが、戻った?少年2人は彼女を取り合い、白人の男の子が彼女の心を射止めたよう。核爆弾は実験?タイトルがこうでなければ実験とは思わない。何のため?

不思議な作品だが、わるくはない。
ラベル:映画 i
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Jack  「ぼくらの家路」

Jack.jpg2014  Director: Edward Berger


確かにジャックについて。ジャックの頭の中と行動。暗い雰囲気をつくってはないのだが、このかわいそうな状況に胸の苦しさは続き、やっと、でも あっさりしたママとの再会。しかし、最後にジャックが選択した行動には胸を打たれ、心苦しい余韻が残る。

大人に頼ると施設に戻されてしまう、弟とは離ればなれ、そうならないために必死で考えて、弟のめんどうをみて、ママを探し続け、路上生活を強いられたのに、大好きなママにやっとの思いで会えたのに、また同じことの繰り返し、子どもだけでは生きていけない、自分たちのためだと大人の決断をしたのだろう。涙ひとつ見せずに。まだ幼い子どもなのに。

若いシングルマザーは子どもたちのことを愛している。だが、ジャックの気持ちに気づいてやらない、やはり親として失格、ジャックよりよっぽど子どもだ。

ジャックはママの前では子どもらしい笑顔を見せていた。一度だって不満のひとつも言わず、当然のように弟の世話をした。お腹をすかせた子どもたちが盗んだ食べ物がコーヒーショップのものであろう、スティックシュガーとコーヒーフレッシュかシロップだというのが無垢の子どもらしさ。

親切な、おそらくママの元ボーイフレンドにはほっとさせられたが、やはり警察へというのには現実をみた。

弟のマヌエルはいつも寝ていて、眠くて、でもお兄ちゃんだけが頼り。

「St. Vincent」の子役が俳優的に演技がうまいのとは違う、この映画の子役は自然で素晴らしい。
ラベル:映画 J
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St. Vincent  「ヴィンセントが教えてくれたこと」

St. Vincent.jpg2014  Director: Theodore Melfi

中規模映画で、隠れた良品というのとは違う、昔ながらにあった映画の良さ。微笑ましい笑いと涙を誘う感動と、感動の余韻を残し、後味のよいさっぱりエンディング、それは期待を裏切らないものだ。

ビル・マーレイは、ぐーたら者らしさと優しさをベテランの安心感で。

そしてオリバー役の少年が絶妙にかわいくて、口が立ち、子どもらしいような大人びているような、演技がうまい。

ナオミ・ワッツはどんな役でも割とハマる。ただの‘夜の女’に留まらない、彼女も良い役。

ヴィンセント(ビル・マーレイ)の妻役がおばあちゃんなのにとても綺麗な人なのも印象的だ。
ラベル:映画 s
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The Face of an Engel  「天使が消えた街」

The Face of an Engel.jpg2014  Director: Michael Winterbottom


このストーリーにして 全く決着のつかない展開と役不足に期待外れ。

ケイト・ベッキンセイルに主役も目立つ有名男優だと軽くなるわけで、主役がダニエル・ブリューリュなのは魅力的な注目ポイントに思えたが、彼の役に合わなさ。彼の印象の不一致と、それを打ち破る演技力が彼にはなかった。影ではドラッグ常習者の役だが、まず彼は悪くは見えない。娘と妻の問題を抱え、脚本のスランプ、それらのナイーブな内面を演じきれていない。

ケイト・ベッキンセイル演じる記者の 世渡り的な裏面とやり手なワーキングウーマンの表面の 描きたい人物像はわかるのだが、いまいち。

そして、話題のカーラ・デルヴィーニュ、彼女の役割が不鮮明。彼女をわざわざ印象づけているのが見てとれるが、その意味を描ききれていない。

殺人事件そのものと その事件を題材とした映画のプロット、どちらが筋か曖昧で、両方をうまく重ね合わせるつもりなのだろうが、違和感を感じるだけ。
ラベル:映画 f
posted by JUNE at 10:34| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Ted 2

Ted 2.jpg2015  Director: Seth MacFarlane


噂を聞いて観ると、意外とハートウォーミングなTed1。2はさらに誰もがTedのタイプを知っている状態で、こちらもよい話。

1は ジョニーとテッドの絆を描きながら、流れは悪者からテッドを守ること。2は テッドは人間なのかという裁判の話。1のほうが子ども向けな流れなので、2のほうがおもしろいと思う、個人的な感想。

ギャグのユーモアも2のほうがおもしろい。映画ネタ含め。下品なジョークはもうTedに関してはこれだけ話題になっていればなんてことないし、2も1と同様、くだらないジョークだけで終わらない、単純だが真面目な話の筋がある。

しかし、テッドの動きがかわいい。表情もかわいい。

マーク・ウォルバーグはさすがベテラン、10代の青春映画には出られない40ぐらいの主役なのに、この感じ。テッドとの愛称も重要なわけで、この自然で、子どものような憎めない大人。

女優は、1のミラ・クニスから、今回はアマンダ・サイフリッド。はじけているが、彼女の透き通るようなかわいさあり。

タミー=リン役のギャルも演技はうまいし、アマンダとの出方のバランスも ほどよい。

今回はジョニー(マーク・ウォルバーグ)とテッドが終始仲が良いのもよいところ。1で絆を確認しているから。テッドを囲んでラインダンスなどのステージシーンを長くとってあるオープニングは素敵だが、こんなオープニングだっけ?という意味わからなさもあり、エンディングにもってきてはどうか?でも、ハッピーで、なにげない いたずらな日常の今回のエンディングもgood。

今回も悪者ビリー(ジョヴァンニ・リビシ)に狙われそうになったテッドだったが、そこをあまり長く引っ張らなかったのもgood。重要なのはジョニーとテッドのやりとり。サム(アマンダ・サイフリッド)も交えてのやりとりも含め。

リーアム・ニーソンがカメオ出演。このシーンは笑いどころがわからなかったが、リーアム・ニーソンは真面目顔、テッドは真面目に応対。

今回、モーガン・フリーマンも出演。サムと比べてモーガン・フリーマンの役の敏腕弁護士ぶりがはっきり言ってわからないが、それももう終わらせることでOK。

というわけで、予想外に、続編もパワーアップしてgood!
ラベル:映画 T
posted by JUNE at 10:33| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Nightcrawler  

Nightcrawler.jpg2014  Director: Dan Gilroy


ジェイク・ギレンホールの奇怪さは出ている。執着すること、正論を述べるが人間らしからぬ、手段を選ばないこと、目が据わっていること。痩せた。

ほとんど前置きなしで、彼の素性がわからない。雰囲気は出ているが、決着のつかないような変化のない結末には完成度が低い映画だと思えるが、これも狙いだろう。
ラベル:映画 N
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The Best of Me  「かけがえのない人」

The Best of Me.jpg2014  Director: Michael Hoffman


ニコラス・スパークスといえば、切ない純愛もの。らしさは最後まで抜かりない。

というくらいのコメントで、あとは余談。やはり気になるのは、若いドーソンと大人になったドーソンが似ても似つかないことだ。いや、ジェイムズ・マースデンの役はもともとポール・ウォーカーがやる予定だったということだから、無理もないのか。若いドーソン役はポール・ウォーカーには少し似ている。高校生には見えないが。ミシェル・モナハンと若いアマンダは少し似ているが、若いアマンダはあまり美人とはいえない。
ラベル:映画 b
posted by JUNE at 10:31| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする