テンポがわるくて間延びし、退屈だ。そして、何より7人のチーム のまとまりわるさ、魅力の無さ。だいたい7人というのは全員が意味のある キャラクターであるためには人数が多すきるわけで、といってもオ ーシャンズの半数ほどなのだから・・。
デンゼル・ワシントンの映画のようだ。デンゼル・ワシントンはか っこいいとは思うが、ウエスタンではないな、個人的な好みとして は。
近年落ちぶれ感のあるイーサン・ホークだが、こうやってみると、 やはりイーサン・ホークとデンゼル・ ワシントンだけが大物の風格がある。で、他とのバランスが全くしっく りこない。
主役級のクリス・プラットはかっこつけている割に いまいちの残念感。カードのくだりはいらない。もったいぶらせた 最期の葉巻、取って付けたようだ。
ウエスタン映画に東洋人はいらない。
その他のメンバーはコメント するまでもなし。7人に収めるための足しだとしか思えない。
そして、デンゼル・ワシントンだけ~他2人~ 残るなんておもしろくない。
痩せて一見別人かと思ったピーター・サースガードは悪人顔の悪役 ばかりで、例えば同じく悪役ばかりのクリストフ・ヴァルツより個 人的には好きだ。しかし、もっとかっこよい、悪の親分らしい最期 をなぜ描かない?
シリアス系ではない、エンターテイメント路線のウエスタン映画に 観えるのだが、中途半端だ。この映画は過去のリメイク作品であるわけで、比較にはならないが、過去のエンターテイメント系ウエスタン、「ヤングガン」なんて魅力的だったな と。