普通のロマンス映画とは観方が変わる、これぞウディ・ アレンフィルム。ロマンスも悪事も 全てがウディ・アレンの世界。独特の画の美しさ。音楽と語り。人生の皮肉。Life is a comedy.
ローマでは 面白味がないようにも思えたジェシー・アイゼンバーグが ウディ・アレンの秘蔵っ子に。秘蔵どころか、 今回はハリウッドとニューヨークで バリバリの1人主役。取り巻きは重要。テンポも重要。 このテンポに、彼のトレードマークである抑揚のない早口と共に 地味な若者が順応していく姿が意外とマッチ。
きらびやかな社交の場のシーンが印象的で 人がたくさん出てくるよ うで、今回は群像劇ではなく、ストーリーはシンプル。
主人公ボビーの家族それぞれがユニークで、 愛すべきキャラクターたち。ユダヤ教一家で、宗教も皮肉る。
スティーヴ・ カレル演じるボビーの叔父フィルが映画業界の大物エージェントな だけに、映画ネタも飛び出す。スティーヴ・カレルは コミカルな役からシリアスな役まで どんな役でもマッチする人。
“ふたりのヴェロニカ” は、 タイプの違う美しい旬の若手女優だが、クリステン・ スチュワートの主演度高く、華を持たせ、ブレイク・ライヴリーの出番は意外と少ない。なので、“ふたりのヴェロニカ” についてではなく、“ボビーの転機に関わるヴォニー” の話といったところか。
もどかしさを敢えて残したエンディング。 今回は若者のストーリーだったなと改めて。 クリスマスから年末シーズンに観たいような、 そうでもないような。豪快ハッピーな雰囲気の まとめエンディングであり、ただし、すっきりさせなさ加減から。
即二度目観たいような映画ではないが、 完全に病みつきになるウディ・アレンフィルム。
ローマでは 面白味がないようにも思えたジェシー・アイゼンバーグが ウディ・アレンの秘蔵っ子に。秘蔵どころか、
きらびやかな社交の場のシーンが印象的で 人がたくさん出てくるよ
主人公ボビーの家族それぞれがユニークで、
スティーヴ・
“ふたりのヴェロニカ” は、
もどかしさを敢えて残したエンディング。
即二度目観たいような映画ではないが、