見せ過ぎない予告やプロモーションは素晴らしく、 それはエイリアンの容姿に留まらず、もっと重要なこと。
初めての映画。この描き方、しかもSFで。なんて神秘的。 うまくマインドコントロールさせられた分、 そう感じる度合いが高い。内容的にも映像的にも。内容的には、 この映画のテーマ。映像的には、 主人公ルイーズに起こるフラッシュバック、そして、 スモークがかった薄暗い色味の映像が続き、 なかなか急展開はしないために 眠くなりそうなのはさておき、それも含めて。
‘ばかうけ’みたいな未確認物体はよいとして、 エイリアンの容姿と その言語の表現し方は単純だ。 人間が想像する宇宙人の象徴そのものといった感じでもあり、 身近な何かによく似ていたり。その言語の解読は まるで腑に落ちない。 そもそも言語学者だからといってエイリアンとの接触に国から選ば れるのも不思議であり、そして、ルイーズの真の功績は、 彼女の専門知識を活かしたのもではなかったわけだ。 エイリアンの地球侵略やらを危惧する世界の混乱は、 ルイーズの1本の電話で収まったようだが、 地球外生命体らは地球に来た目的を果たせた? そもそも何を伝えに?ルイーズには大きな影響があった。 彼女に伝えに来たかのごとく。いや、 彼らには時制そのものがなく、 ルイーズには感じとる能力があったから?
と、突っ込みどころはあるけれど、それはどうでもよくなる。 神秘的でデリケートな感慨深さを秘めた、新しいこの映画。
原題は事実で、邦題は深い。
初めての映画。この描き方、しかもSFで。なんて神秘的。
‘ばかうけ’みたいな未確認物体はよいとして、
と、突っ込みどころはあるけれど、それはどうでもよくなる。
原題は事実で、邦題は深い。