2017年06月05日

20th Century Women

20th Century Women.jpg2016  

Director:

Mike Mills

マイク・ミルズフィルムの緩さの中には、実はいろんな繊細な要素が含まれていて、ほわっと温かく、微妙にコミカル、最後まで緩い空気のようで、しかし心にメッセージを残す。
時代を反映し、インテリア、音楽、ファッションには 強調し過ぎないスタイリッシュさが。
15歳の少年ジェイミーを取り巻く、母をはじめ、2人の女性と1人の男性。主には、母を含め、女性について。想像どおりにはいかない各々の人生。人生を模索しながら、彼女たちなりにやっていく。
少し風変わりな考え方の母を演じる、ベテラン、しかし嫌みのない、アネット・ベニング。彼女の表情。息子の的を射た言葉による戸惑い、能天気な笑顔、息子を想う母親の顔。
これまでとイメージの違うパンクなスタイルだが、自然体で どこか個性的な彼女らしさは グレタ・ガーウィグ。
最近では繊細な役から大胆な役までこなす、透き通るような魅力のエル・ファニングは、悩めるティーンを。
母が思春期の息子の世話に彼女たちを付けようとしたわけたが、一番冷静なのはジェイミーのような。彼女たちの話を聴き、彼女たちから学ぼうとし、彼なりに母のことを思いやる。
アネット・ベニングを筆頭に、グレタ・ガーウィグ、エル・ファニング、ビリー・クラダップという、アンバランスなようで、それは絶妙。
ラベル:映画 20
posted by JUNE at 01:16| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月03日

La danseuse  「ザ・ダンサー」

La danseuse.jpg2016  

Director:

Stéphanie Di Giusto

主人公ロイ・フラー役の彼女は、目力があり、主役はやはりリリー=ローズ・デップではなく 彼女であろうと思えるのだが、若い。
話題のリリー=ローズ・デップも妖艶だが、脚本的なものか、締まりがわるい。
ギャスパー・ウリエルは先に売れっ子になった口で、ここでは若干陳腐に映ってしまう。
信念と夢のために奮闘する彼女の姿を描いた、それはわかるのだが、いまひとつ。例えば、「ブラックスワン」のナタリー・ポートマンのような取り憑かれたレベルの精神状態のようなものは感じられず、例えはわるいが「ショーガール」のような女のバトルでもない。伝記としても未完成な印象。
ポスター写真も美しく、どこにでもありそうではない魅力を秘めた映画だと期待できたために、振るわず。
ラベル:映画 l
posted by JUNE at 21:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする