昨年のカンヌで無冠だが評価が高い、そのため、大きな期待ほどの感動はなかったが、それでも、ドイツ映画で、 こういう独特の心温まる映画があって うれしくなるような映画。
仕事大優先の娘イネスを心配して、 彼女の赴任先ルーマニアのブカレストに突然現れた父。 仕事中もプライベートもおかまいなし、彼女につきまとう。 人を喜ばせようとする彼のユーモアは、時に周囲をあきれさせ、 イネスにとって はた迷惑。それでも、完全に父を突き放すことはできず、 どこか気がかりで。
不器用でマイペースな父だが、イネスは父を通して、 自分の生き方を見直すことになる。 ビジネス中心の毎日で 忘れかけていた大切なもの。幸せなのか?自分に正直になるには? イネスの中で何かが変わり始める。
促されて大独唱、裸のバースデイパーティー、ブルガリアの“クケリ”と、ユーモラスでコミカルな展開は加速。
トニ・エルドマン役の男優もよかったが、体を張った演技、 また何をしでかすかと トニ・エルドマン=父をハラハラ、イライラしながら見入る主演女優は、女優賞もの。
ブツ切れなラストは ユニークでヨーロッパ的。そこで終わることで 考えさせられる。
仕事大優先の娘イネスを心配して、
不器用でマイペースな父だが、イネスは父を通して、
促されて大独唱、裸のバースデイパーティー、ブルガリアの“クケリ”と、ユーモラスでコミカルな展開は加速。
トニ・エルドマン役の男優もよかったが、体を張った演技、
ブツ切れなラストは ユニークでヨーロッパ的。そこで終わることで 考えさせられる。