2017年08月28日

HEIDI  「ハイジ アルプスの物語」

Heidi.jpg2015  

Director:

Alain Gsponer

大筋は、誰もが知る「アルプスの少女ハイジ」のお話をシンプルに。観て思ったが、それが良い。「アルプスの少女ハイジ」がなぜ世界的に有名かって、このストーリーと背景が傑作だからだ。シンプルだからこそ、流れを知っていても 感動する。映画の吹替え版も上映されているのは子どもが観る意図もあるわけだが、子どもにはアニメ、映画は‘知っている’大人向けかと。
なんとも美しいスイス、アルプスの大自然。ストーリーだけではなく、原作を再現した舞台の映像も 素晴らしい。
日本製アニメのハイジの絵の印象から、特に初めは実写のハイジがハイジに見えるわけではないのだが、この子がとってもかわいい。余談、洋風の宮崎あおいのような顔立ち。
クララ役は色が白くて 衣装の雰囲気からクララの印象に意外と合う。
子ども視点で見ると 不純なのは大人だと改めて。
おじいさんに好かれ、ペーターに好かれ、クララに好かれ、孤独な心を持つ人まで すぐに笑顔させるハイジ。
山の生活が大好きで、裸足で駆け回る、ハイジの大きな笑顔は この映画の全てだと思えるラスト。
ラベル:映画
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2017年08月27日

Paterson

Paterson.jpg2016  

Director:

Jim Jarmusch

単調な流れに、細部にまで ユニークな魅力を秘めている。
ルーティンな日常の いつもと同じこと、ちょっとした変化、いつもより少し大きな変化。いつもと同じ日常の幸せ、ちょっとした変化にも意味があり、ちょっとした変化は少しずつ人生を動かしていくかもしれない
考えると、不思議と目につく、耳にする、シンクロニシティ 。
そして、この映画の1つのテーマ、poetry 。
パターソンの周囲には風変わりな人もいるが、悪者はいない。素朴で、微笑ましい。
舞台とカラー、限られた登場人物、俳優のちょっとした個性含め、この映画の雰囲気と詩、なんともマッチして、心地よい。また1週間と いつまでも観ていられそうだ。
最近突然現れて よく見かけるようになったアダム・ドライバーが絶妙で、有名詩人を生み出したPaterson Cityに住む、Paterson出身のPaterson。独創的な奥さんローラもかわいく嫌みがない。愛嬌のある、役者な愛犬ブルドックのマーヴィンも 重要な主演。
パターソンの1週間の終わり、日曜日になって登場する 永瀬正敏、重要なこの役になぜ彼なのか疑問だが、監督が彼を想定して書いた役だというから。別に問題ないが、永瀬正敏の顔が知れているだけに 詩人だとか大阪の印象もなく、英語にも違和感あり、日本人以外の人が観た感想を聞きたい。
ジム・ジャームッシュフィルムの とりとめのなさも この映画はわかりやすいほうで、ダークカラーでもないほうで、ロードムービーよりも観やすい、このジム・ジャームッシュの世界観に酔いしれる。
ラベル:映画 p
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2017年08月25日

Wonder Woman

Wonder Woman.jpg2017  

Director:

Patty Jenkins

アメコミに特に興味があるわけではないので、ヒロイン主役が目新しく、美しく、無敵のファイティングシーン、最近のCG効果に不可能はない様子の映像 という意味で見応えあり
前置きが長いが、ワンダーウーマンのビギンズ映画なのだから、これでよいのか。
彼女が紛争中の普通の人間の中に入っていくストーリーには違和感があるが、最後には“神”との一騎討ちとなった ということで。
毒薬を開発する博士のストーリーは端折られた感あり。
しかし、主人公に大抜擢のガル・ガドットは足が長く、ガリガリに痩せた女優とは違い、ほどよく鍛えられ引き締まった体も含め 美しい。「ワイルドスピード」のレースクイーンなどのストリート的な雰囲気の中では いかにもスタイルのよい女性キャストというだけで光らなかったが、アメコミヒロインで有名に。
主人公と 母親役もおそらく高身長のため、ロビン・ライトが妙に小さく見える。彼女に似合わない役柄のロビン・ライトも かなり鍛えられた体に。
クリス・パインのこの手の主役には飽きる上、美しいヒロインとマッチするには 魅力に欠ける。しかし、アメコミの相手役のキャスティングはなかなか難しい。
クライマックスでのワンダーウーマンとクリス・パインの聞こえない会話の構成は、効果的なようで 盛り上がりと雰囲気不足につき、惜しい判定。
アメコミもの、悲恋にせず、ハッピーにやってほしいものだが。それでも、ブルース・ウェインが彼女にコンタクトを というのには、誰もがほくそ笑む。
ラベル:映画 w
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2017年08月15日

Le voyage de Fanny  「少女ファニーと運命の旅」

Le voyage de Fanny.jpg2016  

Director:

Lola Doillon

さらに、ナチス時代を題材とした映画。子ども視点。
舞台はナチスドイツ政権下のフランス。家族と離れて暮らすことを余儀なくされ、保護施設を追われ、世話してくれる大人とも次々に引き離され、子どもたちだけになった彼ら。綿密な計画を立てた大人でも簡単には切り抜けられない厳しい世の中、ファニーを小さなリーダーとして、不安にさいなまれながらも 協力し合い、勇敢に 強い精神で、この時代を生き抜く子どもたち
過酷な状況の中、逃避行の道中とはとても思えないような、時折見せる、子どもらしく無邪気に駆け回り、明るい声が響く、子どもたちの輝く姿の対比には 感動する。
主人公ファニー役はもちろん、もっと幼い子から 自然な演技が素晴らしい。男の子の1人にも将来大物の要素を秘めているような子が。
セシル・ドゥ・フランスがまた違った印象で。彼女が演じるマダム・フォーマンは、厳しく 子どもたちにつらくあたる人物なのかと初めは思ったが、そのうち、彼女が 子どもたちを守ろうと この時代を強く生きる女性であることがわかる。
子どもたちだけで、国境を越え、スイスを目指す、そんなことが。主人公のモデルとなった実在するファニーの実体験に基づくというから、壮大な話だ。
ひどい時代背景の中に、希望が描かれる この映画。ナチス関連の悲惨な状況が様々な角度から描かれる中、この映画も1つ、メッセージがこめられている。
ラベル:映画 l
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2017年08月14日

Anthropoid  「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」

Anthropoid.jpg2016  

Director:

Sean Ellis

ショーン・エリスが 戦争時代、ナチス関連の映画を撮ると..。これまでのフォトグラファーらしさはなくなるが、近距離からのカメラワーク揺れ過ぎで気分がわるくなるほどではない~は緊張感に効果し、当時のプラハの雰囲気をつくる色味にも こだわりを感じる。
ナチス関連の話で取り上げられることは珍しい、ナチス第三の男といわれるらしい チェコを統治していたラインハルト・ハイドリヒ暗殺計画という視点で描かれる。主人公の若いスパイ2人と 現地レジスタンスとの人間模様、心の乱れや恐れ、作戦の展開、ナチスの脅威、窮地、それらをドラマチックさも交えて、あくまでシリアスな社会派映画に。安っぽい邦題とは裏腹に、重みのあるストーリーと仕上がり。目が離せないテンポ感で、軍事的なやりとりも詰め込み過ぎず、理解できやすい範囲で、コンパクトにまとめられている。
エンスラポイド作戦は成功、彼らの行動は こうして後世に残され、歴史を大きく動かしたわけだ。しかし、実行グループは全滅、ナチスの報復により 罪のない国民たちのさらなる多大な犠牲を招いたという、残酷な真実と無念さを突きつけられる
ラベル:映画 a
posted by JUNE at 13:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする