2017年09月30日

Porto

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Director:

Gabe Klinger

古い写真のような、8ミリフィルムのような、雰囲気の映画。難しい話ではないが、時間の交錯具合がわかりにくくさせ、しかし、つなぎあわせて 伏線でもあるラストシーンを後で考えると、とても切ない。そして、老け込んだアントン・イェルチンの現実を考えずにはいられず、それもまた もの悲しい。
ジム・ジャームッシュが製作に関わっているが、ジム・ジャームッシュフィルムのほうがとりとめなく、ジム・ジャームッシュフィルムより情緒的。
ラベル:映画 p
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2017年09月29日

A Dog's Purpose  「僕のワンダフル・ライフ」

A Dog's Purpose.jpg2017  

Director:

Lasse Hallström

これぞハートウォーミング。シンプルな話だが、だからこそ心をつかまれる。シンプルながら 目新しいのは、犬の転生。
犬視点。コメディーや子ども向けの動物視点映画は過去あった気がするが、意外と新鮮な、犬目線の犬主役。
犬から見える人間や環境、犬が人間や周囲に対して感じていること、犬の心の声。本当に犬の気持ちがそういうものなのかは別として、犬視点はユーモアあり、なぜか納得、微笑ましい。普通に人間の世界が映されるシーンと犬目線とを自然に混ぜてあるので、違和感なく 観やすい。
犬視点だから 素直で無知な受けとめ方、それは 人間の暗い部分のストーリーを和らげるが、素直な見方だからこそ感動を誘う。
犬は何度か生まれ変わって、別の犬種になり、別の名前を付けられる。それぞれの人生ならぬ犬生には、それぞれ人間との関わりがある。楽しく幸せな犬生、よい仕事をした犬生、一目惚れした犬生、つらい環境を乗り越え、再び幸せをつかんだ犬生。その中で、出会い、愛情と絆、別れ、衰え、孤独、生死 と、犬も人間も 生きる上で こんなにも基本となる重要なポイントをストレートに感じさせる。
イーサンの犬として家族となったベイリーの犬生がメインとなることで、転生を繰り返しても、映画全体としての流れがまとまり、ストーリー上も 犬にとって一番一緒にいたいのはイーサンなのだと。だから、生まれ変わっても 実はベイリー。ベイリーはイーサンを守ることが自分の使命だと。彼らの絆は、数十年 時が経っても。
かしこい犬たちが本当にかわいい。
ラベル:映画 d
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2017年09月23日

Planetarium

Planetarium.jpg2016  

Director:

Rebecca Zlotowski

展開は理解できるけれども、この映画のテーマがわかりづらい。日本版ポスター写真は美しいが、テーマについて誤解を招く。ちなみに、このシーンは劇中 印象的ではなく、一瞬。日本版ポスターからは想像できない、時代背景がある。オープニングシーンは素敵だが、タイトルの「プラネタリウム」にはピンとこない。
降霊術という予測できなさと、映画製作の華々しさ。
なんといっても、姉妹役のナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップに注目が集まる。姉妹がそれぞれに魅力的で、各印象に似合う役柄。
ラベル:映画 p
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Swiss Army Man

Swiss Army Man.jpg2016  

Directors:

Daniel KwanDaniel Scheinert

変わった映画だとは承知の上で。
主人公ハンクの想像の世界。彼の孤独な心を表す。締めようによっては人物像と心理に納得できるメッセージを含んだものになるだろうに、いまいちわかりづらく、最後までギャグで終わった。
これでは、ハンクのストーカー気質と精神的な問題が浮き彫りになっただけだ。彼女との関係も 最終的にもう少し美しく描いてほしい。
ただ、この映画を初めから 愉快なブラックコメディーだと思って観ればよいのかも。
ポール・ダノは奇妙な役が似合う、どんな人物になるのか 毎回楽しみだ。ダニエル・ラドクリフはハリーポッターの枠から抜け出すのが難しいため、他にはないような意外な役でわるくない。
ラベル:映画 s
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Sur quel pied danser  「ジュリーと恋と靴工場」

Sur quel pied danser.jpg2016  

Directors:

Paul CaloriKostia Testut

フレンチミュージカルタッチは目新しいが、スタイリッシュさはなく、1曲が長いとダレる。歌う必要ないような。
田舎町で不景気の中、正社員を目指す主人公ジュリー、本社の近代化計画により、職を追われまいとストライキを起こす靴工場の女性職員たち という社会的ストーリーを ゆるく、コミカルに。
頑張ってきた、待望の正社員になれるというときに、ジュリーは 違うものを選ぶ。‘愛が大事’は美しいようで、この映画のテーマがブレる。再稼働した靴工場で 仲間たちと生き生きと働くとともに、サミーと仲直りして と、仕事も恋も手に入れたハッピーエンディングにすればよいのに。
主人公ジュリー役の彼女は、どこで観たのだか..「エデン」か。脇役タイプだが、この映画の雰囲気には合う、抜けた キュートさ。
彼サミー役は、若いヴァンサン・カッセルのようだからか どうもワルに見え、魅力があるとは思うが、ジュリーには合わないような。
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ラベル:映画 s
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