2017年12月02日

Toivon Tuolla Puolen  「希望のかなた」

Toivon Tuolla Puolen.jpg2017  

Director:

Aki Kaurismäki

社会的問題に対するメッセージがこめられたシリアスなストーリーであるにもかかわらず、後半からユーモラス度が際立つ。
フィンランドにたどり着いたシリア難民カーリド。難民申請却下と 差別・暴力という大変な目に遭う厳しい現実。その反面、難民申請中に出会った青年をはじめ、ホテルの へんてこな従業員たち と、心の温かい協力者たちが現れる。
至って真剣な表情のカーリドと、ホテルの 無表情でマイペースだが 気のよい人たち。
なんともいえない、斬新な対比。
シュールなコミカルさと素朴さ、無機質さ、色合いと音楽、独特の世界観に どこか惹きつけられる。
冷たく、道に迷っているような出だしの印象から、しだいに色がついていき、微妙な違和感に良い意味で呑まれ、温かい希望の光のような余韻を残す映画に。
こんなにも ‘日本’ が取り上げられるエピソード。三省堂書店の紙のブックカバーなんてピンポイントだ。
アキ・カウリスマキは、これを最後に映画監督を引退する?!
ラベル:映画 T
posted by JUNE at 15:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする