
Director:
Martin McDonagh予告編からはドタバタ劇の印象で、しかし、 数々の賞で話題になるということは どういうことか。
一風変わった構成、シリアスな内容をブラックユーモアで。この俳優に、この脚本。
アクの強い、強烈なキャラクターばかり。
誰もがだいたいの顔と名前は知っているような小さな町。
被害者家族をこんなキャラクターに描く映画が他にあるか。 フランシス・マクドーマンドは いつもこういう感じ。 それが頂点に達した。
アクの強いウディ・ハレルソンも 彼らしさ健在、しかし今回は弱さと彼なりのユーモアを残して、 こんな展開は少し意外。
ウディ・ハレルソンよりもアクが強いのが サム・ロックウェルで、やたらにお腹が出たが、 彼にしかできない役かと。
広告マンまでが個性的なキャラクター。 ミルドレッドの元夫役も顔が強烈。小さい彼も個性的。
「Manchester by the Sea」の甥っ子役だった、 ミルドレッドの息子、 彼は周囲とは逆に唯一強烈ではない良い子だが、でも どこか味がある、フランシス・マクドーマンド相手に 普通っぽいのに存在感があるなんて、 彼もこだわりのキャスティングといえるのかもしれない。
一風変わった構成、シリアスな内容をブラックユーモアで。この俳優に、この脚本。
アクの強い、強烈なキャラクターばかり。
誰もがだいたいの顔と名前は知っているような小さな町。
被害者家族をこんなキャラクターに描く映画が他にあるか。
アクの強いウディ・ハレルソンも 彼らしさ健在、しかし今回は弱さと彼なりのユーモアを残して、
ウディ・ハレルソンよりもアクが強いのが サム・ロックウェルで、やたらにお腹が出たが、
広告マンまでが個性的なキャラクター。
「Manchester by the Sea」の甥っ子役だった、
アビー・コーニッシュは 以前から美人なのに痩せてはない感じだが、さらに太ったかと。 彼女は美人だが、このキャスティングだけ少々不明。
怖い者なし、口も手も出る、全てを敵にまわしてでも、彼女のやり方で、強硬手段に強硬手段を重ねて訴え続けるミルドレッドは怒りの塊。しかし、その心の奥には悲痛な思いと後悔があり、ときどき見せるその姿に心動かされるのは、ただのドタバタ劇ではないからだ。
怖い者なし、口も手も出る、全てを敵にまわしてでも、彼女のやり方で、強硬手段に強硬手段を重ねて訴え続けるミルドレッドは怒りの塊。しかし、その心の奥には悲痛な思いと後悔があり、ときどき見せるその姿に心動かされるのは、ただのドタバタ劇ではないからだ。
中には協力的な人も現れて、 ほっとする場面も。
アクの強い彼らそれぞれが見せる、人間らしい一面。 広告マンまでも、なんて愛しい。
実は、登場人物の心の動きや人物像を微妙に表現していく流れ。 それが ただのドタバタ劇ではないところ。
煮え切らないエンディングのようで、これも この映画の個性。真犯人をみつけることが この映画のテーマではない。彼らの心がまた動いて。 どうするのかは道中で。
実は、登場人物の心の動きや人物像を微妙に表現していく流れ。
煮え切らないエンディングのようで、これも この映画の個性。真犯人をみつけることが この映画のテーマではない。彼らの心がまた動いて。