
Director:
Jim Sheridan第二次大戦下のアイルラントとイギリスの対立する関係、 宗教的背景、教会の隠蔽と、重い話であり、人生を大きく左右された主人公のロマンスの話であり、 奇跡の話であり。
しかし、結末は そっち?! ちょっと無理やりに思える、いや、
そもそも、 なぜドクターグリーンは彼女を看にやって来たのか。 冒頭、彼が実父に結びつけられた何か、 それに触れるシーンがあったか? でなければ、 あまりにも偶然過ぎる。
何にしても感動的なのだが、どうも完全にしっくりこない点は、 結末につながるところは最大で、他にも細かいことを考えると、 ところどころ つくりが粗いような気もする、もったいない。
重要な役どころなのに神父の人物像が希薄。 なので教会の動きも希薄。 神父個人的にローズのことを好きなのはわかるが、 神父という独特の職業像も 彼からはうまく描かれず。
英国兵士のマイケルとローズが惹かれ合うのも 初めから見え見えではあるが、大きな愛の物語を描くには 足りない。
ローズが聖書に書き記した日記、 これは流れの中で度々取り上げられるが、 この重要参考物に もっと大きな意味を持たせてもよいかと。真実が予想もしない全く違うところから出てきたものだから、 彼女の日記の存在が薄れてしまう。
老いたローズの口から語られる、また聖書に綴られた彼女の日記から、 映画の大半、若い頃のローズ、ルーニー・ マーラを主人公として観ている。映画として よくある手法で、現代には聞き手役が。それがエリック・バナである必要あるかな?と初めは思ったが、 こういうことなら、無名俳優だと、 さらにポカンとしてしまうところだった。
ルーニー・マーラは、やはり孤立的で猟奇的な雰囲気、儚く、 したたかにも観える、個性的な魅力あり。
マイケル役の彼は 重要な役をやるには印象の薄い人だが、 劇場公開期間を同じくして「デトロイト」 でアメリカ人警官役の3番目くらいに悪い印象の人物として観たばか りなので。今回はイギリス人役だけれども。
何にしても感動的なのだが、どうも完全にしっくりこない点は、
重要な役どころなのに神父の人物像が希薄。
英国兵士のマイケルとローズが惹かれ合うのも 初めから見え見えではあるが、大きな愛の物語を描くには 足りない。
ローズが聖書に書き記した日記、
老いたローズの口から語られる、また聖書に綴られた彼女の日記から、
ルーニー・マーラは、やはり孤立的で猟奇的な雰囲気、儚く、
マイケル役の彼は 重要な役をやるには印象の薄い人だが、