2018年02月12日

Trespass Against Us  「アウトサイダーズ」

Trespass Against Us.jpg2016  

Director:

Adam Smith

原っぱとはいえ、冒頭から、何やってるのか、危ない、ただ楽しく車に乗っているだけといっても これは違法。さらに、子どもじゃあるまいし。普段から 飛ばす、飛ばす。車と家族、そして犬。低温の響く爆音。
トレイラーハウスで暮らす彼ら。どうやら収入源は..。
確かに、邦題のとおり、“アウトサイダーズ” なのだ、彼らは。
ただ、「アウトサイダー(
The Outsiders」は過去の映画タイトルにもある上、その ひと言で表現するには ふさわしくない。
親が親なら 子も子だ。初めはそう思えたが。
主人公チャドがなかなか足を洗えないのは、自分のこの人生を受け入れているからだ。だからこそ、自分の子どもたちには同じ道を歩ませないように、妻と子のために、この生活から抜け出して まともな暮らしに変えることを 彼なりに考えている。しかし、邪魔が入る。
縁を切ろうとしても、チャドにとってはどこか大切な父親、なかなか離れられない、逆らえない。父がつくった ❛
家族❜、悪事の発端も父、邪魔をするのも父、家族をコントロールするのは父。
しかし、やはり チャドが思うようにいかないのは 自業自得でもある。
社会の秩序を乱して暮らす生き方は、彼らをアウトサイダーに追いやる。犯罪を起こしたなら 捕まって当然。
しかし、かなり荒手の犯行で、よく証拠なく逮捕されないものだ..。
マイケル・ファスベンダーだから この小ぶりな映画に注目したわけで。素行のワルさもやってのけ、荒くれ者だが、自分の境遇に葛藤するナイーブな一面、子どもたちに対する優しい眼差しと言葉。彼だから観られる。
愛嬌のある息子タイソン役もなかなか良い。タイソンは、幼い彼の目で 家族のいろんなことを見ている。学校で習った “フィッシュ” のこと、祖父には否定されたが、タイソンの純粋な子ども心に刻まれていることが、新しい犬の名前からわかる。
誰もがチャドの行く末を認めるしかなく、見守るようなエンディング、木の上のシーンに込められたものが とても良い。そして、カトラー家らしさの締め
ラベル:映画 T
posted by JUNE at 23:17| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする