2018年03月01日

The Shape of Water

The Shape of Water.jpg2017  

Director:

Guillermo del Toro

優しい音楽が流れているからといって、油断してはいけない。ギレルモ・デル・トロフィルムはダークファンタジーであって、子ども向けのファンタジーではない。美しさを期待して、ときどき、このシーンは必要??と。そう、ダークファンタジーのダークな部分は どういう形で表現されるかわからないから。そして、また忘れかけて、初めの指のあたりで、ギレルモ・デル・トロフィルムであることをまた思い出す。これは序の口に過ぎないだろうと。マイケル・シャノンだから また、狂気な悪人が似合い、彼に何をさせるかわからない。

夜活動する人たちであり、舞台含め、色のダークさ、冷たさ。社会的立場による差別や人種差別、
いわゆるパワハラやセクハラの背景がある ダークな部分。
そこに、しゃべることができない、心優しい主人公イライザの 想像力の豊かさや 独特の世界観を通しての ファンタジー色。
そして、クリーチャーと 愛の物語 というギャップ。
モチーフとなる “ 水 ”。

彼女の映画が立て続けに公開されるサリー・ホーキンスは、オスカーを意識すると、いつもの印象を加速させた「スリービルボード」のフランシス・マクドーマンドより 、繊細な演技がよいかと。以前に比べて顔が老けたが、ボディーは割と若々しいと、意外なヌードが多い今回のサリー・ホーキンス。
オクタヴィア・スペンサーは、いつも本当に安心の 重要な脇役だ。イライザの周囲には カレを除く3人の身方がいて、その内の1人、イライザの理解者で 面倒見のよい同僚のゼルダ。
かつらがあると10歳は若く見えるものだなと、リチャード・ジェンキンス。イライザの話し相手で 優しく手を差し伸べる隣人の彼も けがしようと ネコを食べられようと、本当に良い人だ。
もう1人の良い人は、ストーリー上 彼の素性がわかってくる、自分の立場と良心との板挟みとなる協力者、謎の博士

ダークで、入れ替わったタイプの「スプラッシュ」。しかし、ポスター写真にまでなると想像できてしまうから、「スプラッシュ」であっても  全く予備知識なく観たなら、きっと感動は倍増する。
描写的には今回は緩いものの、内容的に あやうくギレルモ・デル・トロ色が出て終わるところだった..。
不思議と神がかった印象を心に残すギレルモ・デル・トロフィルムは、今回も格別。
ラベル:映画 s
posted by JUNE at 23:52| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする