2018年03月04日

Downsizing  「ダウンサイズ」

Downsizing.jpg2017  

Director:

Alexander Payne

この映画は、ユニークな発想の ハートウォーミングコメディーに違いないと、誰もが先入観を持つはず。
予告編の印象、実際に 本編の序盤は コミカルな要素ありの ダウンサイジングについての前置きで、クリステン・ウィグなのだから コメディー、または、ベン・スティラーの「Life !(The Secret Life of Walter Mitty)」のように、コミカルなベン・スティラーだけど ドラマティックなテーマがあるといったような映画だろうと。
ところが、予想外。
序盤のユニークな試みの軽快さが どんどんしんみりして。なぜなら、主人公ポールは ダウンサイジングした直後から不幸になったのだから。
離婚した上、それっきりなんて、納得いかない。妻の土壇場での気持ちはわかるから、でも、なんらか再会して当然、夫婦に仲わるい要素はなかったのだから。この流れなら、妻役がクリステン・ウィグである必要はないし、ダウンサイジング前に 2人には価値観が合わない点があるというエピソードをやるとか、ちゃらんぽらんで美しいだけの妻っていう設定にするとかなら、あり得るけれど。
そして、政治活動家だったベトナム人女性ノク・ラン、ポールのよき相棒となるくらいならOKだが、惹かれ合うという流れは強引だ。彼女は口が達者で なかなかよいキャラクターなのだから、それを貫いてほしい。
マット・デイモンらしく、ポールは人助けをして、自分の生きる道を模索していく、彼の生き方がこの映画の中で大きな意味を持つようになったことはわかるが。そして、彼は人生における また選択をして、終わり方も.. 不完全燃焼。これでいいんだと彼は悟っている? どうも ポールが心から幸せを見つけたようには観えない。
ミニチュアサイズの世界の 貧富の差の問題や 人類滅亡の危機に対して 解決に導くような展開もない。
そもそも、ダウンサイジング後は、普通の世界との対比を表すアイデアが極めてく少なく、ミニチュアの世界だけで展開するなら、❛ダウンサイジング❜ というテーマの意味がなくなってくる。
全体を通して、この内容なら、ヨーロッパ映画風にするとか、マット・デイモン含め キャスティングを間違っている。

いつも好印象のマット・デイモン、彼はずんぐりした体型だけれども、もちろんジェイソン・ボーンはがっしり、しかし今回は、見てしまった、明らかにお腹出ているのは、役づくり??
クリストフ・ヴァルツの役も人物像が中途半端だが、彼のクセのある悪役ばかりを観るのはもう結構だから、まあ これでいい。
ローラ・ダーンと ニール・パトリック・ハリスは、特別出演のような出方。

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ラベル:映画 d
posted by JUNE at 23:59| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする