2018年05月19日

Peter Rabbit

Peter Rabbit.jpg2018  Director: Will Gluck

野原のピーターラビットの世界の中に入ったような感覚なのは、映画館の前方席で観ているからというだけではない、ラビット目線だからだ。ときどき犬目線の映画などあるけれども、完全にウサギの人形目線ともいえる予測できるはずだったスタートに 多少面食らった。
事前の違和感はというと、有名なピーターラビットの話にして、主演のローズ・バーンがイギリス人ではないこと。
始まったところで 発見は、ピーターラビットの声が子どもではないということ。
日本語吹き替えで子どもが観られる映画だと思って初めから観るべきではあるけれども、本物の動物のような動きと 表情を見れば人間の心を持ち、実写の背景に自然に溶け込む、現代のハイテクノロジーな映像は言うまでもなく、ラビットたちのセリフや動き、やりとりは 全てにおいてアイデア満載で、自分がこの映画に対して完全になめてかかっていたなと。
映画用オリジナルストーリーではあるけれども、ピーターラビットだけでなく、動物キャラクターがたくさん出てくる 手抜きのないものなので、ピーターラビットの世界をよく知っている人なら、キャラクターについて違う楽しみ方もできるはず。
全面にミュージカル色を出さず、人間は歌ったり踊ったりしないのも 私の好みとしては観やすい。
ほぼラビット視点で、人間らしいストーリー。出だしは それでも やんちゃな動物の気持ち寄り、そして まもなく、ラビットたちは 頭を使う、人に嫉妬もする、反省する、人の心を取り戻そうとする。
戦闘モードのラビットたちがスローモーションで歩いたり、鳥たちがラップミュージックを歌ったり、ラビットたちの首のかしげ方、なかなかツボだ。
ユーモアにあふれた愛らしくコミカルな動物たち、期待して観なければ 意外と退屈しないストーリー展開と 何よりこのハッピーさ加減には 心が和む。
マグレガーおじさんが サム・ニールだとは..。
ローズ・バーンの役名がビーなのは、ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターに引っかけてあるのだろう。彼らの絵を描いていることも。時代も違うわけで、この映画はビアトリクスについて描く映画ではないから、気にせず。そもそも、ビーよりも ドーナル・グリーソン演じるトーマス・マグレガーの人物像のほうが 人間視点でも掘り下げてある。
ローズ・バーンは特によくもわるくもないが、事前の印象はイギリス人らしくてokだろうと思えたくらいのドーナル・グリーソンは、ウサギ相手に、これまでの映画で一番演技がよいとさえ観えた。最近、幅広い役柄で映画出演の多い彼だが、温かみのある軽いキャラクターが似合うと再認識。
ラベル:映画 p
posted by JUNE at 23:37| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする