2018年06月03日

Lady Bird

Lady Bird.jpg2017  Director: Greta Gerwig

カトリック系高校に通う女の子が 自分や家族・友達との関係を見つめ直して成長していく、素直な青春ドラマ。母との関係と 地元サクラメントについての思いを強調。悪人が出てくるわけでもなく、小さい悩みは尽きなくても、全体としてハッピーで、コミカルさ交え、微笑ましく、ゆったり構えて観られるもので、割とテンポよく退屈もしないが、アカデミー賞ノミネートやゴールデングローブ賞受賞の割には 普通の印象で、突出したものは見つからない。
不思議なのは、ところどころコミカルな要素に、グレタ・ガーウィグっぽさを感じること。全編というわけではなくて。あの、グレタ・ガーウィグにしかできない、何ともいえない 抜けた感じ。
シアーシャ・ローナンは、グレタ・ガーウィグとは違うけれど、シリアスな役の印象から、今回は現代っ子役に。印象を変えても、賞を取るには、若くして主人公役に観慣れているような彼女に 当然の出来映えと観えてしまう。
お母さん役ローリー・メトカーフが いい味を出している。
険悪ではないからよいものの クリスティンと母は正面切って仲直りしないという、映画としては ありきたりではないともいえ、現実的かな。全てが落着したが、いまいち締まらないような..。締めがよければ よいわけで。ただ、表現したいことは伝わる。心の奥はお互いを大切に想っている。クリスティンはサクラメントを離れて、自分のことを本名で名乗り、感謝の気持ちに気づく。

主人公のボーイフレンド1・2も 事前にある程度注目されていたが、シアーシャ・ローナンの主役度が高い話だからか、彼女の存在感なのか、BF役はそれほど注目するほどではない。
BF1 ダニーは、どちらかというとルーカス・ヘッジズの印象に合う役で、ダニーについたオチは敢えてネタバレなしのタイプで、その後の話の落ち着き具合もわるくない。ただ、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」と「スリー・ビルボード」と2年連続でオスカー絡みの映画に重要な脇役で出演していることを思うと、今回は映画自体が軽いタッチなだけに どうしても印象は薄くなる。余談、実は彼は、ウェス・アンダーソンフィルムに子役から ちょろちょろ出演している。
BF2 カイルは、青春映画によくある 主人公が失敗に気づくタイプの男の子で、ティモシー・シャラメのよさは出ない役だから 彼じゃなくてもいい。少なくとも彼はダニー役をやらないはずだ..。カイルについてはまとめない、いまいち設定不明な役だが、レディバード視点なので こんなものだ。
ラベル:映画 l
posted by JUNE at 17:35| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする