2018年06月23日

Wonder Wheel  「女と男の観覧車」

Wonder Wheel.jpg2017  Director: Woody Allen

オープニングのレトロなミュージックと この字体、カメラ目線の語りも ウディ・アレンスタイル。
今回は、1950年代、ニューヨーク、コニーアイランド。ビーチ沿いの街、カラフルで、賑わう遊園地。そんな華やかな舞台とは裏腹に..。
ウディ・アレン仕立ての視点は、ケイト・ブランシェットの「ブルージャスミン」と似ている。イタい女性とでも言おうか。気持ちはわかる、彼女は頑張っているが、空回り。
幸せとはいえない、夫と息子と恋人、夫の娘との間で 冴えない生活を奔走するジニーのチャーミングであり、必死な雰囲気が出ている、長ゼリフも流石なケイト・ウィンスレットの名女優ぶり。
舞台劇的なドタバタ感はウディ・アレンフィルムによくあるが、終始 気持ちがザワついて止まらない流れで、疲れる。そして、全てが崩れていき、うまくいかない人間模様。よいかわるいか、ドラマティックなストーリーも ウディ・アレンフィルムだと、アイロニカルなストーリーを極めたオチ..といった映画になるもの。
ジャスティン・ティンバーレイクは、やたらに古風なスイミングスーツが似合っていて、がたいがよくなったが、顔や風格は未だにカリスマアイドルといったところ。彼ミッキーが語りを入れる必要あるだろうか..?
夫ハンプティ役の俳優を観たのは、犬の映画「K-9」以来な気がする。見る影もなくなったが、よい演技。
本当の意味での ‘火遊び’ がわるい癖の息子リッチー役の男の子の おじさんみたいな風格。彼の映画好きに 勝手に親近感。
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ラベル:映画 w
posted by JUNE at 18:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mine  「アローン」

Mine.jpg2016  Directors: Fabio GuaglioneFabio Resinaro

登場人物は、その場に3人だけ。頭の中の世界でプラス2、3人。砂漠のど真ん中で、一ヶ所から動けない状態でのサバイバル。..よりも、どちらかというと、主人公マイクの心を明らかにしていき、彼を心残りから解放していく流れに。
シチュエーションは違えど、似たようなタイプの映画、ジェイムズ・フランコの「127時間」は、九死に一生を得るサバイバル度が高く、心理的な描写とのバランスもよく、実話に基づく話の重みも相まって、おもしろい。
それと比較すると、この映画、序盤は 心臓の音が聞こえるような、何かが起こる予感にハラハラするが、一度そのスタックな状況に陥ると、中盤までは緊迫感に欠ける。
砂漠に現れた現地の男、彼は重要な役とはいえ、流暢な英語をしゃべるのも不自然、コミカルなやりとりが映画自体を軽くする。
マイクの心理状態が極限に近づくにつれ、現実なのか幻想なのか わからないシーンが多くなる。彼の頭の中で渦巻いている、ガールフレンドに対して申し訳なく思う気持ち、父との確執、暴力、過去のシーンのフラッシュバックと 窮地の現在とが入り交じる描写はうまいが、あまり幻想の世界が多いと、現実から離れてしまう。
窮極が、そのオチ。まさか、この映画丸ごと1本をふいにするような?真面目に奇跡と捉え、あの娘に助けられた?幻想と入り交じり過ぎて、結末の捉え方さえもわからない。
彼の片膝をついたスタイルに最後までこだわった、それを美しいと観ることもできる、しかし、映画の軸の不安定さに いまひとつの この映画。アイデアとしてはおもしろいものの。
そして、なぜ、エンドクレジットで流れている曲が明るいんだ..?
髪形と、少しスリムになったのか、アーミー・ハマーが若返って見える。
父役のイギリス人俳優、悪人顔で悪役しかできないであろう、また出たなと。
ラベル:映画 M
posted by JUNE at 15:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする