2018年09月04日

L'insulte  「判決、ふたつの希望」

L'insulte.jpg2017  Director: Ziad Doueiri

2人の男の些細な口論は裁判に発展、さらに内戦に近い状態にまで悪化、国を挙げての騒動となる。そこには、人種、難民、宗教、政治、過去の紛争と 根深い問題があり、一言に良し悪しを決められないもの。尊厳と感情と。
彼らの良し悪しを考えてみても答えは出ず、映画として よい意味の難しさ。弁論にも各々に一理あると
境遇は違えど お互いに同じであることを理解して、完全に消えることのない問題ではあるけれども、騒動をきっかけに 感情が変わっていく2人の様子が 言葉に出さなくとも伝わってくる。
政治が絡んだ問題の困難さ、戦争は根深い争いを残す、公平な裁判とはどういうのものか、考えさせられる。
中東の紛争や政治の歴史の知識があればもっと理解は深まるであろう、しかし、知らなくても理解しやすい内容で、ただ時事を追うだけでなく、人間模様の描き具合か、引き込まれる。
見応えのある、レバノンの作品。
ラベル:映画 l
posted by JUNE at 19:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする