2018年10月13日

Under the Silver Lake

Under the Silver Lake.jpg2018  Director: David Robert Mitchell

よくわからない。
初めは 隣家に現れた魅力的な彼女の失踪を探る話なのだろうと、しかし、早々と 向かう方向がわからなくなり、長い。長いのかどうかもわからないような流れ。現実か幻想か、どうでもよくなってくる。
が、細部から 暗に意図しているこだわりを読み解き、はまる人には はまる映画だろうと思われる。
デヴィッド・リンチ風だとは 私は全く思わない。「インヒアレント・ヴァイス」のような感じで、主人公が大人か若者か、それに伴う、アンダーグラウンドの汚なさの違い。そもそも「イット・フォローズ」の人気も 私にはわからない。
夢のハリウッドのすぐそばに住んだものの、理想とは違う現実、彼のオタク精神で、気になる道をたどってみる、行き着いたのは..ということ? どう行き着いたのか、はっきりはせず、これまで観てきたものも無意味に思える。
それは観方によるもので、この普通ではない感覚のおもしろさに気づかなければ、きっと この映画を語ることはできないだろう。
主人公がアンドリュー・ガーフィールドだから どう演じるかを期待して観られるものの..。
クレジットの3番目くらいに出てくる、トファー・グレイスなんて出てたっけ?と。
ラベル:映画 U
posted by JUNE at 23:30| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Blue My Mind

Blue My Mind.jpg2017  Director: Lisa Brühlmann

最後の海の中の彼女のシーンは 美しい。
何の解決もなし、真相不明、それでも ヨーロッパ映画の独特な雰囲気からして 納得。
成長とともに 魚になりつつある。魚ではなく、人魚であることが 美しさ。ティーンエイジャーの悩みのように 誰にも打ち明けられず、不良の道へ。体の変化は急速で、向かうところは ひとつ。
ただの悪友ではなく、彼女が手を差し伸べたのが救いだ。友人の彼女はきれいな子だし、主人公も若く魅力的。
人魚、なぜか孤独と寂しさをともなう。それは 共通して、不本意ながら自身を受け入れていること。
ホラーでもない、斬新な青春もの、ダークファンタジー。スイス映画。
ラベル:映画 b
posted by JUNE at 15:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Sparring  「負け犬の美学」

Sparring.jpg2017  Director: Samuel Jouy

スポーツ系、しかもボクサーの話にしては キレも ヒートアップ感もなく、緩い流れだが、こういうボクシング映画もあってよい。家族を描く、優しいフランス映画。父と娘とのやりとりがテーマで、娘は純粋なよい子のため 険悪な反発はなし、天使の笑顔。ボクサーとして歳をとり過ぎた父は、身を酷使しながらも プライドと家計のため、娘のために。ボクサーの話といっても、タイトルでもある ‘スパーリング’、ここがポイント。
「アメリ」の頃は若かった、最近だとミヒャエル・ハネケ「ハッピーエンド」でもパパ役の マチュー・カソヴィッツは ボクサーにしては よい人そう過ぎる。それがまた よい。
ラベル:映画 s
posted by JUNE at 12:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月06日

Tulip Fever  「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」

Tulip Fever.jpg2017  Director: Justin Chadwick

言いたいことはわかったが、楽しくない展開だ。映画として 違和感が。
万事幸せな結末を迎えたのは サブキャラクター、彼女がそこに値する役柄か?語り手にしたところで どうだか。
アリシア・ヴィキャンデルの純粋なかわいさ、主人公だから、誰もが彼女の味方をしたいが、苦しいのは 夫は悪くないことだ。悪役専門のクリストフ・ヴァルツ、実は 今回は悪くない。考えてみれば、彼が一番気の毒で、共謀した周囲から騙された上、子よりも望んだ妻には裏切られ、相当に傷つくはずで、これまでの彼の役柄なら即殺しに行くところだが、なんと 怒りもせず、屋敷を一味に与えて去って行くという、できた人間でした..。
彼女らは ひと芝居打つ、それは途中コミカルなやりとりさえあり、違和感、もっと真面目なストーリー仕立てでは?
そして、肝心の 恋に落ちた若い2人の描かれ方は希薄で、‘愛に狂う’ キャッチコピーほどのものを感じられず、いつのまに その行き過ぎた計画を? やはり、マイケル・ファスベンダーの大人の男とアリシア・ヴィキャンデルを観た後に、魅力がないわけではないが、少年のように見えるデイン・デハーンが相手ということも 重みを感じられない一因かと。
さらに、‘花に狂い’?ストーリーに大きく関わる設定であろう チューリップ商売についてが ピンとこない、インパクトに欠ける展開。
17世紀のオランダ、フェルメールのブルーを意識させる芸術や 衣装・セットと つくり上げてあるが、フェルメールをテーマにした、絵画のような映画が他にあるから..。
夫役は、どうしても彼の印象があるから、クリストフ・ヴァルツをキャスティングしなければ 美しい夫像も描けたのでは?
魚商人役の彼は、ロングヘアだと誰だかわからなかった。目立つ脇役のようで、この映画では彼は引き立たない。
アリシア・ヴィキャンデル、こういうコスチュームが似合うかはわからないが、とにかくかわいい と。
惜しい映画。
ラベル:映画 T
posted by JUNE at 17:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする