出版と作家、現代の書籍のあり方と、 長いセリフのオープニングで、シリアスな話かと思きや、軽めのメロドラマ。裏でコソコソと いや、近いところで 悪びれず、お互いに不貞を働く人たちだが、戻るところに戻って幸せそうだから まぁいいか となる。電子書籍なのか、ハードカバー書籍なのか、 そこは 完全に考えを曲げるわけではなく、うまく取り入れ、ネット時代を意識し、と丸く収め。
前半で女優の代名詞としてカトリーヌ・ ドヌーヴの名前を出したかと思うと、最後には 彼女を前に “ ジュリエット・ビノシュ” ネタ、この開き直りなユーモア、意外と珍しくおもしろい、 やはりコメディ仕立ての映画だったのだと認識。
ジュリエット・ビノシュとギョーム・カネ、軽いドラマだろうと、この2人によって映画は大きくなる。