2018年11月24日

A Ghost Story

A Ghost Story.jpg2017  Director: David Lowery

角の丸いスクエアスクリーン。バックミュージックなし、セリフ極めて少ない、つまり静か。展開しないシーンを敢えて長く撮る。ゴーストが敢えてシーツおばけなのに、何事も起こらないギャップ。
実験的な(?)映画だ。その狙いに効果はあって、悲しさが心に残り、一方向からすると現実的な流れではあり、ゴースト視点では時間をも超越しているような。
これがショートフィルムであれば~長回しシーンをカットすれば十分ショートフィルムになり得る~とてもよいのだが。この消化不良な感覚は、ストーリー展開上のものではなく、展開しないこと。映画として どうだろう。
彼女は彼に全く気づくことはない。こちらは、ただ その悲しさを傍観するだけ。
物を動かすこともできるのに、彼女のことは見ているだけらしい。彼女が壁の隙間に残した紙を見て、彼がこの世に気がかりなことはなくなったようだ。その内容は敢えて見せない。お隣のゴーストよりは よい最期だろう。
低予算映画だ。ということに特に問題ないが。登場人物は わずか、家の中と庭くらい。シーツおばけなので特殊効果の必要もないもの。
ラベル:映画 G
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2018年11月23日

Ce qui nous lie  「おかえり、ブルゴーニュへ」

Ce qui nous lie.jpg2017  Director: Cédric Klapisch

父から継いだフランスのブドウ畑を舞台に、長男、長女、次男の きょうだいのドラマ。
ときどき過去のシーンを違和感なく挟み、特に 長男と父親との関係を明らかにしていく。 
3人とも基本は仲良く、細々した問題は解決、長男は父親との関係を見直し、と まとめてあり、フランスの田舎の景色のみを見る気の散らなさ、全体的にわるくはないが、とりたててコメントすることもない。きょうだいは よいものだ。
ラベル:映画 C b
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2018年11月17日

Modern Life Is Rubbish

Modern Life Is Rubbish.jpg2017  Directors: Daniel Gill

アート風味は 消えていった。音楽使いも たいした影響力を感じられないが、好みのジャンルによるものかもしれない。
想像よりは普通の、あるカップルの話。~映画らしい~出会い、2人の世界、考えの違いと別れ、心に正直に。
回想の展開、これは効果をもたらすが、 このつくりは 今や珍しくはない。
デジタルメディアの時代、昔ながらのアナログの良さを見直すこともメッセージとしている? 彼は結局少しだけ折れたようだったけれど。
ダメダメからの 反省し 変わった彼の行動は かわいらしいもので。2人にはかけがえのない思い出があるから。今後のページを誰とつくるか。エンディングは 最近の映画では敢えて逆を突くものもあるが、やはり素直に こうであってほしい。小ぶりな映画でも。
主演のミュージシャンの彼がかわいい顔していて、あの瞳で見つめられると許してしまう..かも。
ブラーのCDから始まって、なぜ彼の役名が敢えてリアムなのか。つくり手の意図がありそうで、しかし、後半の会話の中で プロデューサー役がオアシスの名前に触れる、それを言ったらおしまいだ。
ラベル:映画 M
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2018年11月10日

Bohemian Rhapsody

Bohemian Rhapsody.jpg2018  Director: Bryan Singer ,  Dexter Fletcher

テーマは、Queenの詳細ではなく、フレディ・マーキュリーについて。そこからのQueen。
Queenに関しては、映画で曲の口パクokだと思う、俳優が歌わなくても。どこまで実際のQueenの音源を使用しているのか、吹き替えでも違和感なく、吹き替えに見えないシーンもある、素晴らしい技術。
中盤からフレディのセクシュアリティーについての内容が濃くなり、これ以上は逸れる気がしたが、フレディのセクシュアリティーと孤独についての裏の顔は、彼のプライベートでの生き方、ソロ活動、メンバーとの不和、彼の最期につながる、重要な意味を持つことには違いない。
名曲誕生エピソードや曲づくりのシーンはおもしろく、得した気分になる。
ボヘミアン・ラプソディのPVの出だしを俳優たちの顔でやってるのには ここまでやったか-と ちょっと笑える。
なんといっても、クライマックスのウェンブリーステージシーンは圧巻。長編だが、誰もがもっと観ていたい、聴いていたいと思うもの。さらなるエンディングは ずるいが、心打たれる。
容姿は フレディ・マーキュリーだけ似てない 。ラミ・マレックは小柄だし、目に特徴があるので。歯を入れて、しゃべりにくそうなのが 気になる。それでも、特にライブシーンの動きは完全に再現されているのがわかり、特徴をとらえ、ストーリー展開に引き込まれるので 問題なし。彼は..「ナイト ミュージアム」か、かなりのイメージチェンジ。他のQueenメンバーはよく似ている。一番似ているブライアン・メイ役は 演奏中の体の傾け方まで。「マイ フレンド フォーエバー」や「ジュラシック パーク」の かわいい子役ジョセフ・マゼロが..。他メンバーに比べてロングヘアが極めて似合わない、付けた感あるが、地味なジョン・ディーコンに意外と似ている。主人公のフレディはさておき、メンバー3人、メアリーも含め、有名俳優ではないところも良く、内側に光る それぞれの愛すべきキャラクター性が活かされ、ナイスバランス。マイク・マイヤーズには 言われないと気づかない、言われてもわからない。
伝記といっても映画化するに なかなか難しい人物だと思えるが、この企画 成功!という感じの大作。詳しい人からすると、事実と違う部分があるとか指摘もあることだろうけれども、映画として テーマを表現すること、ドラマティックな流れでもって、最大の感動につなげる、なんてエンターテイメント!
あまりにストーリーの盛り上がりと感動 最高潮の締めであるため 忘れかけるが、20 Century Fox のロゴのオープニングが エレキギターサウンドのユニークなもので、おもしろい、こだわり
Queenファンでなくとも、音楽に全く興味のないオーディエンスはいないわけで、映画館全体が2時間半 全神経集中の空気を感じた。
ラベル:映画 b
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Anna Karenina. Istoriya Vronskogo  「アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語」

Anna Karenina. Istoriya Vronskogo.jpg2017  Director: Karen Shakhnazarov

これまでに何度も映画化されているが、本場ロシア映画であることは説得力あるかと。
重みのある映像。
ただ、アンナの動きを追いたくなるので、若干肩透かし。タイトルをよく見ると、“ヴロンスキーの物語” とある..。ヴロンスキーにより語られる、あくまでヴロンスキー視点の話のようだ。
やはり ‘アンナ・カレーニナ’ とは、豪華な舞台や衣装とは裏腹に、もどかしく、無念な暗い話だ
ヴロンスキー、アンナともに 俳優が美しい。
大人になったアンナの息子セルゲイが ヴロンスキーより歳上に見えないか?
ラベル:映画 a
posted by JUNE at 16:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする