2018年12月08日

Mathilde  「マチルダ 禁断の恋」

Mathilde.jpg2017  Director: Aleksey Uchitel

ロシア映画版の「アンナ・カレーニナ」が公開になったばかりで、再びロシア、宮殿ビジュアルの 禁断ロマンス。こちらは実話に基づくというのに、ドラマティックな興味を引きやすいつくりに。どちらもゴージャスだが、「アンナ・カレーニナ」は重厚でシック、こちらは バレエ団のステージが華やか、宮殿・劇場・大聖堂と きらびやか。
身分の違いによる叶わぬ恋の話。19世紀の皇帝だから しかたがない。皇族らを魅了するプリマ、マチルダを小悪魔的に。といっても、悪女というほどではなく、おそらく彼女は この時代にして自己の意思に従い上を目指して行動する 大胆な一面のある女性だっただけ。アンナ・カレーニナのほうが わがままを言っている気が。
それほどな悪人は描かれない。邪魔者的な役柄も それぞれ少々の人情味がある。
皇帝ニコライ2世は決して暴君ではない、マチルダに対しては一途、婚約者を嫌うわけでもない、次期皇帝としてしっかり構えつつも 揺れるナイーブさ。
絶世の美女というわけではないけれど、角度によっては気になる美人で、視線が魅惑的なマチルダ役ミハリナ。小柄なほうだが、宮殿+バレリーナのコスチュームで 華麗。マーメイド役のダークなポーランド映画でも、姉妹の内、美人だが きつい性質の役柄だった。~しかし、登壇の彼女は、笑顔がかわいく、割と控えめな印象で、英語も上手。(ただ、マチルダの衣装とは一転、アジア発祥のような全身黒いファッションが彼女に似合わない。)~
実在したマチルダ・クシェシンスカヤもポーランド人ということだが、主演の2人は ポーランド人とドイツ人なのに ロシア語の映画だなんて 感心。
ラベル:映画 M
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2018年12月01日

The Cakemaker  「彼が愛したケーキ職人」

The Cakemaker.jpg2017 Director: Ofir Raul Graizer

愛する人によって結びつくストーリー。それは 性別、国籍を超えたもの。
初めから流れはわかるものの、しだいに詳細も明らかに。静かな展開に引き込まれていく。
‘Call Me by Your Name’ のように、同性だと相手を一心同体のように想えるものなのだろうか。愛する人の大切な家族と一緒に過ごす時間。得意なこと、仕事生活を通じて心を通わせ、宗教の問題もなんとか乗り越え、優しい順調な変化が。しかし、大きな秘密があるということは、長続きはしない。
寡黙で、感情を表に出さない、孤独なドイツ人青年トーマス。密かに彼が見せる寂しさをかみしめる表情、最後まで彼の口から語られることはないが、留守電に吹き込まれた最後のメッセージ、心を打たれる。
複雑な心境のアナトにとって トーマスが特別な人であることには間違いなく、余韻を残すエンディング。
イスラエル・ドイツ映画。
ラベル:映画 C
posted by JUNE at 13:30| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする