ロシア映画版の「アンナ・カレーニナ」が公開になったばかりで、 再びロシア、宮殿ビジュアルの 禁断ロマンス。こちらは実話に基づくというのに、ドラマティック な興味を引きやすいつくりに。どちらもゴージャスだが、「 アンナ・カレーニナ」は重厚でシック、こちらは バレエ団のステージが華やか、宮殿・劇場・大聖堂と きらびやか。
身分の違いによる叶わぬ恋の話。19世紀の皇帝だから しかたがない。皇族らを魅了するプリマ、マチルダを小悪魔的に。 といっても、悪女というほどではなく、おそらく彼女は この時代にして自己の意思に従い上を目指して行動する 大胆な一面のある女性だっただけ。アンナ・カレーニナのほうが わがままを言っている気が。
それほどな悪人は描かれない。邪魔者的な役柄も それぞれ少々の人情味がある。
皇帝ニコライ2世は決して暴君ではない、マチルダに対しては一途、婚 約者を嫌うわけでもない、次期皇帝としてしっかり構えつつも 揺れるナイーブさ。
絶世の美女というわけではないけれど、角度によっては気になる美 人で、視線が魅惑的なマチルダ役ミハリナ。小柄なほうだが、 宮殿+バレリーナのコスチュームで 華麗。マーメイド役のダークなポーランド映画でも、姉妹の内、美 人だが きつい性質の役柄だった。~しかし、登壇の彼女は、笑顔がかわい く、割と控えめな印象で、英語も上手。(ただ、マチルダの衣装とは 一転、アジア発祥のような全身黒いファッションが彼女に似合わな い。)~
実在したマチルダ・クシェシンスカヤもポーランド人ということだが 、主演の2人は ポーランド人とドイツ人なのに ロシア語の映画だなんて 感心。
身分の違いによる叶わぬ恋の話。19世紀の皇帝だから しかたがない。皇族らを魅了するプリマ、マチルダを小悪魔的に。
それほどな悪人は描かれない。邪魔者的な役柄も それぞれ少々の人情味がある。
皇帝ニコライ2世は決して暴君ではない、マチルダに対しては一途、婚
絶世の美女というわけではないけれど、角度によっては気になる美
実在したマチルダ・クシェシンスカヤもポーランド人ということだが