2019年02月10日

Northern Soul

Northern Soul.jpg2014  Director: Elaine Constantine

面倒な世の中から はみ出して、自分の居場所を見つけた高校生。好きな音楽と仲間、夢があれば。
きっかけはノーザン・ソウル、若者たちの情熱、主人公が生き生きと変化していくのは楽しいが、クラブに入り浸っているため 夜のシーンが多く、悪い仲間によりエスカレートする若気のイタリ と、向かうところ 本当に夢への道は存在するのか、そのうち少々気が重くなってくる。しかし、青春と映画いうものは、一度は方向を間違うけれども、真の友情や現実に気づき、その中に光を見いだすもの。
社会を乱す行動ではあるが そこは映画ということで、親友と出会った頃を大切にするようなラストのエピソードは ユニーク且つ爽やかな微笑ましさ。
主演の2人がなかなか魅力的で、70年代のイギリス、ユースカルチャーを テンポよく 小粋に魅せること、友情をテーマとして締めればok。小ぶりにも 愛すべき作品。
ラベル:映画 N
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2019年02月09日

First Man

First Man.jpg2018  Director: Damien Chazelle

ニールが月へ持って行ったのは。彼が危険な月面着陸にチャレンジするのは。これで ひとつ彼は乗り越えられたに違いない。脚色にせよ、彼のプライベートに隠されたストーリーには 心を動かされる。
SF映画という意味では、観る人の好みしだいで、スペースシャトルが舞台の映画に退屈する私にとっては、他に同じ。宇宙をテーマにした映画は多いため、映像の目新しさはない。スペースシャトル内は必ず近距離の映像なのが この映画の特徴。緊迫感.. 揺れとアップのシーンの連続で、何が起こっているのかわかりにくいから.. 制御不能に陥っていることはわかる。
地上のシーンでも、ハンディーカメラで追ったような撮り方には、主演人物の心の動揺を感じられる気がする。
デイミアン・チャゼル監督がSF映画を撮ったら どうなるか。そこが気になるところだったが、そういう意味では発見がない。~例えば、クリストファー・ノーラン監督が戦争映画を撮ったら、やはり納得のクリストファー・ノーランフィルムとなった..そういうのもない。~
SF映像よりも、人間ドラマに焦点を当てている。主人公の幼い娘を失った喪失感と それを受け入れること、家族との関わり、妻、死と隣り合わせの宇宙開発。ニールがあまり感情を表現しないキャラクターのため、展開にうまく乗せて その人情面が強く伝わってくるものではない。ライアン・ゴズリングは ライアン・ゴズリングに観える。
SF面でも 撮り方のこだわりはありそうだし、ニール・アームストロングの偉業が大きな意味を持つことは避けられず、全体的に 若干テーマが中途半端な印象。
ともかく、言えることは、デイミアン・チャゼルの路線は まだまだわからない、今後に期待。
ラベル:映画 f
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Der Hauptmann  「ちいさな独裁者」

Der Hauptmann.jpg2017  Director: Robert Schwentke

また違う視点の ナチスドイツにまつわる映画 。あるドイツ兵の強行。
ユダヤ人迫害の話ではないが、十分卑劣な内容だ。それはエスカレートし、なかなか想像するような結末へ向かわないまま長く続くため、なおさら不快だ。
脱走兵のヘロルトが 命からがら 幸運にも手に入れたナチス将校の軍服、それにより形勢逆転、自分の身を守るために 嘘をつき通すしかない。窃盗を行うことも まさに自分と同じ脱走兵に対して ヘロルトの非道な行動はエスカレート、独裁者へと変貌していく。
人間の心理は恐ろしいものだという、そこを描くには、主人公の心理の描かれ方が薄く感じる。ヘロルトの苦悩は ほとんど観られないから。もともと人道のない人物なのか?この情勢がそうさせるものなのか?彼の横行の展開が長く、捕らえられたシーンはわずか、さらに 彼の結末をキャプションに終わらせるから なおさら、彼の心理が観えない。観応えある観点なだけに、それが気になる。
ただ、他の将校たちが ここまでヘロルトの嘘を信じ、彼を暴君とならせたこと、ナチスの軍服の威力、それも恐ろしい事実だ。そして、一番に偽大尉に出くわしてから付人となる従順な兵士、彼は取り巻きの1人の割に 印象深い。
脱走時のヘロルトを追った長官、彼がヘロルトの正体を思い出し、化けの皮を剥がす、そんな流れをつくらないのか。再会した彼らには 先の展開を匂わせるシーンがあるにもかかわらず。事実に基づく話にしろ、ここは脚色しても。
エンディングが このテーマの映画にして かなりユニークで、驚く。海外なので すぐには気づかなかったが、取り上げたのはスマホ?! よく見ると、現代の車が。なんとも珍しく、この違和感。ただの遊び心?それとも 現代社会に向けたメッセージ
ラベル:映画
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2019年02月03日

Hannah  「ともしび」

Hannah.jpg2017  Director: Andrea Pallaoro

シャーロット・ランプリングの独り劇。無音に近く、暗い雰囲気。わからない。敢えて全く明かさない映画。
老齢のアンナ、彼女の目線で日常が黙々と進む。夫と過ごす束の間の時間、グループカウンセリングのような演劇クラスへの参加、プール、盲目の少年のいる裕福な家での家政婦の仕事。行動的ではあるが、夫と交わす会話はわずか、親しい人がいるようではなく、犬もなつかず、ほとんど無表情で、必要最低限の言葉しか発することはない
その中で、重い真実のヒントを暗に観せる。夫は刑務所に、子どもにまつわる事件に関係している、我が子からは拒絶され 孫にも会わせてもらえない、事件に関係があるとみられる封筒が見つかる。
何ひとつ明かさない。
ラベル:映画
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2019年02月02日

Mary Poppins Returns

Mary Poppins Returns.jpg2018  Director: Rob Marshall

ジャズ風な音楽も取り入れて、ステージスタイルが得意な、ロブ・マーシャルに掛かれば圧巻、ミュージカル映画の中途半端さが無い
ストーリー展開よりも 魅せるパフォーマンス。カラフルで 夢のある、子ども心なマジカルファンタジーの世界へ。
もちろんメッセージは込められている。ストーリーの背景には 苦難や悲しみも。それをハッピーに変えていく。
想像してみよう、希望を忘れないこと。見方を変えてみよう、無いものを心で感じてみよう、家族 力を合わせて 前向きに。
エミリー・ブラントは完璧で 言うことなし。ジャック役は ソロパートも多く、歌えるパフォーマーがここに就くか就かないかでは大きく違う、そこで 本業は作曲家らしいリン=マニュエル・ミランダという人、ハンサムとは言えないが、適役。ベン・ウィショーとエミリー・モーティマーは 柔らかく雰囲気に合う好感。子役たちは芸達者。
ラベル:映画 M
posted by JUNE at 18:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする