International program 1
vol.1 SKIN (Guy Nattiv 2018 USA)冒頭から重い内容で、しかし ショートフィルムであることを忘れる見応えのあるもの。幼い子どもの目に 人種差別はどのように映るのか。両側の子どもの視線が印象に残る。白人至上主義のチンピラ集団と 闇の動きの黒人集団、そこに それぞれの家族の姿を観せる。核となる展開以外にも 間接的に ‘skin’ に関する子どもの会話が。あまりにもひどいことをした、その報復は相手にとって何より皮肉なひどいもので、それも自業自得、さらには 愛する幼い息子の手によって、自分が教えた銃で、自分が教えた敵だと見えることによる、皮肉な結末。
vol.2 Your Call Is Important To Us (TJ Power 2017 オーストラリア)
とてもユニークな作品で、コールセンターのメンバーの大げさな演技がうまい。ショートフィルムではこういうのを観たいもので、おもしろいのだが、オチがいまひとつ。彼らが “チームワーク” で得ている対価は?
vol.3 Vetro (Matteo Petrelli 2018 イタリア)
死と その代わりの生。同性婚と高齢出産にも言及する、現代的な内容も散りばめて。実際 事故に直面すると冷静な行動をとれないものではあるが、動ける男性1人の動きがわるく、テーマはわるくないのに、間延び。Shibuya Diversity program
vol.6 Anniversary (Angelica Germanà Bozza 2018 ドイツ)
ドキュメンタリーかと。そうではないのだろうか?似ている似ていないではなく、本当の父娘に観える。悲しい状況でも、優しく 料理が好きで 娘を笑顔にするパパと、パパを慕う娘の関係が良く、娘の言葉で語られる。子どもの頃から慈善の行動をとる、この子は必ず立派な大人になる。 Andaz Tokyo 5th anniversary program 2
~全体的に良い意味でくだらないストーリーの小振り作品ばかりで、これぞショートフィルム~
vol.1 My Best Friend is Stuck on the Ceiling (Matt Vesely 2016 オーストラリア)挙動不審な男性。彼女のために準備した珍しいいプレゼントが引き起こす、摩訶不思議な出来事..。大切なのは気持ちだと、彼女に伝わって めでたし。
vol.2 Twisted (Stuart Bowen 2014 オーストラリア)バルーンフラワー1つから始まった バルーンアートバトルがエスカレート。割とおしゃれな男性たちが 真面目にバトルを繰り広げるものだから。また、どんなに武装しても武器を使っても バルーンだという..。そして 勝敗はバルーンらしく..。
vol.5 The Bathtub (Tim Ellrich 2015 クロアチア)母の誕生日に 子どもの頃の写真を再現しようとする、いいおじさんたち3人兄弟。口喧嘩が始まり、進まない.. シチュエーションはわかった、このやりとり ちょっと長いのだが、それでも 自然で、なんて微笑ましい。