2019年08月23日

Dogman

Dogman.jpg2018  Director: Matteo Garrone

ある意味、ホラー映画より怖い。庶民的で独特な主人公、荒廃的なロケーション、薄暗く 近距離が多い映像、ある人間的な心理、と リアリティーが半端なく、とはいえストーリー もある。
冒頭、牙を剥く狂暴な犬を主人公マルチェロがなんとか手懐けるシーン、力関係における伏線か。
離れて暮らすが 関係良好の愛する娘と過ごす時、好きなことを仕事にしている 犬たちの世話をする時、穏やかで幸せそうなマルチェロを観る。
彼は なぜそこまでしてトラブルメーカーのシモーネを守るのか、警察が言うようにチャンスもあったわけだ、マルチェロの生活からシモーネを閉め出す。自分を必要としてくれる~都合よく使われているだけ~友人だから?報復を恐れて? 犯罪に手を貸し、服役までし、町の友達を失い、大切な娘とも距離ができ。彼の不器用さを理解できないようで、閉鎖的な現代社会の一部を映す。
温厚なマルチェロが 深みにはまり、人間性も壊れていく。
結論付けない。途方に暮れる彼は、何もなくなり、何を考えるのか
寂れたイタリアの町で起こった、誰も知らない事件。人間の弱い部分や狂気を観る。
ラベル:映画 d
posted by JUNE at 22:30| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする