2019年09月14日

A Private War

A Private War.jpg2018  Director: Matthew Heineman

たんたんと緊迫感のある戦地へ向かうメリーの姿を映しながら、合間に彼女の性質や私生活に触れ、観やすいものに。
片目を失い、PTSDに悩まされ、酒とタバコと、それでも使命であるかのように 最も危険な戦地へと駆り立てられるメリー。犠牲者のリアリティーを伝えること、ジャーナリストとしての強い精神・プライド、女性であること。映画のタイトルが物語っている。
ジャーナリズムと 世界で起こっている現実・紛争、考えさせられる問題だ。日本ではどう捉えられるかわからないが、メリー・コルヴィンは命を懸けて 大きな功績を残した。
ロザムンド・パイクの 神経質な美しさ、強さ、聡明さ。
プロデューサーにシャーリーズ・セロンの名前が。
ラベル:映画 p
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2019年09月07日

Hostiles  「荒野の誓い」

Hostiles.jpg2017  Director: Scott Cooper

いかにもウェスタン映画に付けるような邦題だ。アメリカ開拓の雄大な自然が舞台、大きなスクリーンで観たいもの。ウェスタンアクションだが、ゆっくり進む、登場人物の一対一の会話のシーンに時間をかけている印象。
先住民と白人=入植者との対立、それがストーリーの大きな背景であり、しかし 彼らが荒野を移動する間に起こる戦い、それは先住民も白人も関係ないもので、主人公ジョーが心を入れ換えるのに時間はかからなかった。憎しみ、復讐、殺し合いは繰り返され、何も解決することはない、自身の行動に葛藤し、家族・仲間を失い、悲しさが残るだけ。
前にも護送する役をしていたクリスチャン・ベイルは やはり重く美しい主役だ。
なぜか立て続けに出演作が公開するロザムンド・パイクにしても 主演2人がイギリス人だが、特にクリスチャン・ベイルはいろいろやっているから違和感はなし。
小者そうなのに影のある少々目立つ立ち位置を観かけるベン・フォスターの出方は、キーパーソンのようで、あっけなく、早々と終わらせた感。
あっけないと言えば、隊に新人は意味があるが、ティモシー・シャラメは 公開が今だから名前が出るだけ の可哀想さ。初めから終わりは観えていたが、こんなにも。どう見てもこの仕事には華奢過ぎる。敢えてフランス人の役であることにも意味を感じないが、一行が出発前にリーダーのクリスチャン・ベイルと向き合うシーン、ティモシー・シャラメの唯一のセリフらしいセリフにも結局意味がなく、この映画はかなりストーリーを端折っている?そして、仲間は 新人ほど死にも注目されない展開..。
しかし、大尉ジョーは護送に全く成功していないではないか。
列車が動き出したことで、土地の復興も思わせるラストシーン、遠ざかる列車を後ろから 行き交う人とともに映した風景は美しく。あれ?同じ列車に乗った?映画ではそういう時って はっと気づいて走って飛び乗るものでしょう。ジョーはそういうキャラクターではないにしろ、あまりに普通に歩いて乗ったものだから.. 状況を疑った。少しもハッピーエンディングに観せないのだから..。今後の再生が予想されるものの、悲しい雰囲気が残る。
「ファーナス」もそうであったように、渋い映画を撮る監督だ。
クリスチャン・ベイルと ロザムンド・パイクのストーリーで、エンターテイメント要素皆無のウェスタン。
ラベル:映画
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