2019年10月07日

Entebbe  「エンテベ空港の7日間」

Entebbe.jpg2018  Director: José Padilha

ダンスで表現していることに意味があるのかもしれないが、イスラエル部隊の1人のパートナーがダンサーだというだけに観える。意外なコンテンポラリーダンスのオープニングで、事件と場違いのようなダンスシーンを同時進行させたり、場所のキャプションの出方や スタイリッシュなつくりとテンポを感じられる前半なのだが。特に後半のダンスシーンは裏目に出て、緊迫のクライマックスも気が散るばかり。
最近の「ホテル・ムンバイ」の無名のテロ犯役と比べて、ダニエル・ブリュールとロザムンド・パイクでは 犯人に対する脅威の観え方が違い過ぎると初めは思ったが、この映画では無差別テロではないわけで、ハイジャック犯側の事件を起こす背景や精神状態を描くことがテーマとなっているから。~俳優の印象で言うと、エアフランスのドゥニ・メノーシェのほうが よっぽど人を殺しそうだ。「ジュリアン」の彼が怖過ぎた。~
また、イスラエル、パレスチナ、ドイツ人急進左翼と 複数の国際情勢が関わるので 政治的な動きの説明も必要になるわけで、一気に事件だけをというわけにはいかない。
しかし、事実の記録を表現したいのか、ドイツ人犯の心理を描写したいのか、どこをとって たたえるものがあるのか、実際に難しい問題でもあり、映画として いまいちポイントが強くは伝わりづらい。ダニエル・ブリュールらを主人公として観てしまうから。
表面的には毅然としている役柄のロザムンド・パイクの電話のシーンは 少し心を揺さぶられる。脚色だとしても、ナチではないのだと人間らしい面を観せるダニエル・ブリュールに安心した、彼の印象は非道な役柄が似合わないから。
ラベル:映画 E
posted by JUNE at 23:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

The Hummingbird Project  「ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち」

The Hummingbird Project.jpg2018  Director:Kim Nguyen

ストックトレーディングと理工学を組み合わせたビジネスの構造は 普通の頭では難しいが、劇中、アレクサンダー・スカルスガルド演じるアントンが簡単な例で説明。
さて、0.001秒短縮のプロジェクトが成功するかどうかということよりも、脚色だとしても、登場人物それぞれのキャラクターと人間関係に見所ありかと。ビジネスパートナーということ以上に、たったこれだけのやりとりの中で 2人の家族愛が観えるようになる。
ただ早口でいつも同じだと思っていたが、ジェシー・アイゼンバーグの身を焦がす演技、早口で..。
アレクサンダー・スカルスガルドは 特徴的な ‘頭’ だけではない、神経質でコミカルな動き、なかなか頼もしい。
チームのもう1人も活躍する上、人間的によい仲間だ。
物理学的な話題が 哲学に。切なくて、雪の中 少し心が温まって溶けるような。
ラベル:映画
posted by JUNE at 14:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする