2019年10月18日

Robin Hood  「フッド:ザ・ビギニング」

Robin Hood.jpg2018  Director: Otto Bathurst

言えばロビンフッドはイギリスの伝説にも関わらず ケビン・コスナーやラッセル・クロウはイギリス人ではなかったが、今回タロン・エジャトンはイギリス人だけども、アメリカ映画的な作品だ。なにかと大袈裟にも観えるが、それがアクション大作というもの。
冒頭、泥棒に一目惚れの主人公ロビンとマリアンとの恋愛話は やたらに早送りみたいな展開で、尺を縮めなければ感がある。
アクションシーンは迫力あるが、全体的に近距離で撮っている印象で 目まぐるしい。独りで大掛かりな盗みをやるなんて、ジェイミー・フォックスも指導するのはいいが、多勢に無勢ってことは考えないのか。しかし ここは 魅せるアクション、タロン・エジャトンにかっこよくキメさせる意図が観える、とりわけ弓さばきで。
馬が牽く暴走する貨車のシーンは見せ場だが、ライトの当たり具合なのか、舞台がセットに見える。数少ない引き映像のノッティンガム設定の景色はきれいだが、全体的にセット感のあるロケーションに見えるのだけど..。
ジェイミー・ドーナンと肩を並べるには、タロンは若く見え過ぎる。ロビンとウィルの関係は重要なので、いまいち2人がマッチしない気がする。端折り過ぎで、これだとロビンは無謀、ウィルは最終的にありきたりの展開で いまいち納得いかない。ウィルは悪い人ではないから 気の毒でもあり、彼の考え方と立場により生じたズレだ。ところで、ウィルという名前からすると クリスチャン・スレイターと同一キャラクターだろうか、ずいぶん印象が違う。
戦いも終盤、ロビンとマリアンがウィルは?って気づくの遅くないか..。それにしても、マリアン以外に若い女性が出てこないが、彼女は国を動かすほど2人の青年を虜にしているよう。
大きい映画に定番の悪役は、アメリカ人ならサミュエル・エル・ジャクソン、でなければ、クリストフ・ヴァルツか、この人 ベン・メンデルソーン。今回も悪い目力と悪態、戦わない悪役。
ジェイミー・フォックスは 同一キャラクターではないけれど モーガン・フリーマンを意識した役柄だ。ジョンは 初めは敵だったわけで悪そうでもあり、ドライバーでも~ほとんど戦っていたのはロビンだから~強そうで、人情味もあり、安定して観えるのだけど。
ジェイミー・フォックスに対するタロン・エジャトンは ちょっと生意気に弟子入りしたような役で、しかし Kingsman の師弟関係が絶妙で~どうやらCG満載なのにマシュー・ヴォーンのこだわり企画にはまってしまったため~、さらに Rocketman が日本では先に公開したため、どうもアメリカ大作映画の主人公として違和感が。
聖職者タック役がなかなかよい。オープニングとエンディングの語りが彼なのも、最もイギリス人風の口調で、どの立ち位置の人物が語るかという意味でも妥当。
こういう映画にはすかっとする締めが欠かせず、ラストまで~どこかで観たことあるような気はするが~魅せる演出ではあった。続く..のか?..もし続くとしたら このバウンティーハンター画は使えるのか..?
エンドロールはコミックの映画化のような現代風。
話題になっている プロデューサーのレオナルド・ディカプリオは今回 何度も映画化されているロビン・フッドの何に魅せられ表現したかったのかな。リドリー・スコットの Robin Hood は 高原の騎兵隊の規模の大きさ、主演俳優が実際に馬に乗ってアクションなど 実写の歴史スペクタル感、もっと重みのあるものだったが、今回の映画は実写とCG融合の アクション エンターテイメントといったところ。
ラベル:映画 R
posted by JUNE at 13:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする