ここ10年でダニー・ボイル 127 Hours に続いて2位くらいだろう か、その場にいるかのようなハラハラする感覚は。サバイバル映画 ではなく、町の観客に向けたパフォーマンスで気球のショーがスタ ートするように、雲行きの怪しい空ではあるけれども 美しい気球と、The Theory of Everything のフェリシティ・ジョーンズ とエディ・レットメインのペア。(ヴァンサン・ペレーズの出方は 記憶の中の短いシーンだけで、正面から顔がはっきり映ることもな い。)
澄んだ空気を感じる、空から見る景色はきれいだ..を通り越す。 上がっていく高度の臨場感と、低酸素、凍てつく寒さ、観るほうも 息苦しく頭痛の感覚。さらに人間業ではないような危険で勇敢 な行動、命を懸けた飛行となる、最後の最後まで。
なぜ彼らはそこまでするのか。この飛行に至るきっかけ、これまで の2人それぞれの出来事と出会いのシーンを断片的に飛行中に挟む 。
狭いカゴの中に2人だけ、しかし覆いが無いに等しい周囲は天空、 無音、天災、神秘的な現象を観る、そこに登場人物の記憶と、とこ ろどころ詩的なセリフ、1860年代のイギリスの話、それでも観 やすいドラマ仕立てであり、また少し珍しい作品。
澄んだ空気を感じる、空から見る景色はきれいだ..を通り越す。
なぜ彼らはそこまでするのか。この飛行に至るきっかけ、これまで
狭いカゴの中に2人だけ、しかし覆いが無いに等しい周囲は天空、