2020年01月25日

The Man Who Killed Don Quixote  「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」

The Man Who Killed Don Quixote.jpg2018  Director: Terry Gilliam

テリー・ギリアムの映画にジョナサン・プライスといえば数本、ジョナサン・プライスが主人公なのは「未来世紀ブラジル」。
Brazil の近未来設定とは一転、スペインの村と古代宮殿が舞台だが、雰囲気としては同じく、つかみどころのないキャラクターに、空騒ぎのドタバタ感、ブラックコメディー風なファンタジー、どこか不思議空間、入り交じる夢と現実。
アダム・ドライヴァーは SWは違うけれど、ノア・バームバックフィルムや ジム・ジャームッシPaterson と緩い感じが似合うので、不思議空間には向く。
周囲はヘンなのに~ここからおそらく主人公の狂気は始まっている~まともな主人公は空回りしながら頑張って、最後の最後に気が違ってしまうという、Brazil と同じく。今回それも唐突だが、このとりとめのない流れなら認めざるを得ない。ただ、不幸なダークサイドを残して終わるわけではない、今作は少なくとも前を向いている。
考えてみれば、原題どおりの成り行きで、映画全体としてみれば それにはもっと深い意味があるのかもしれない。
ラベル:映画 M
posted by JUNE at 18:30| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Cats

Cats.jpg2019  Director: Tom Hooper

ミュージカルタッチの映画もいろいろだが、この作品は全編が歌とダンスの完全なミュージカル映画。オリジナルがミュージカルなだけに。なので、ミュージカルの Cats を知らなければ 歌詞というものは意味不明で、パフォーマンスを観賞すればよいだろうと。しかし、現代のデジタル処理のリアルな動物とは違って、登場人(?)物は見た目に人間なのだけど、全身ネコ風 毛のレオタード姿で、ネコたちの行動となれば、違和感はある。
主人公ヴィクトリア役は エキゾティックな本人の印象とは違う、劇中はかわいらしく、若い白猫らしい高く澄んだ歌声。彼女がバレリーナだけあって、また他のメインパフォーマーもバレエダンサーとみられ、ダンス全般と動きはバレエの美しさ。体の線が出る衣装に ネコの動きとしては バレエが向いているのだと納得。ストリート風ダンスとタップダンスを一部取り入れ。ハグはしない、すり寄る感じ、ネコだから。
ジュディ・デンチは ネコになろうと妖精になろうとジュディ・デンチだ..。イアン・マッケランはネコに見えない、普通に老人のようで、彼のソロパートは長くやるには退屈する。やはりソロを観るなら主人公で、他は計算された華やかなネコたち全体のパフォーマンスを。歌唱力で抜擢だろうジェニファー・ハドソンのソロパートは見せ場に違いなく、しかし最高潮に達するパートは1フレーズで そこを予告編で出すのは..もったいない。
普通の映画のテンポでストーリー展開を期待すると この表現のし方はじれったいもので、それでも~観たことないけれど~ミュージカルとして有名な Cats ともなれば 雰囲気を味わうにok。
ラベル:映画 C
posted by JUNE at 14:30| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする