2020年03月20日

The Cured

The Cured.jpg2017  Director: David Freyne

テーマはゾンビだが、パンデミック、偏見、レジスタンスといった現実的な社会問題を表現しているようにも。そう観えるのは 安っぽいアメリカンホラーかコメディーのゾンビものとは雰囲気が違う、暗く荒廃的なアイルランド映画にリアリティーを感じるから
ゾンビの話といっても、感染したけれど回復した人が社会復帰した世界という、初めての発想の内容でもある。真面目な話で、元感染者は世間から差別を受け、元の生活を取り戻せない。収容された感染者に対する政府の武力と反対勢力。
義姉役のエレン・ペイジとダブル主演の 元感染者で 感染時の記憶と過ぎてしまったことに悩まされ、人間らしい心を持ちながら葛藤する青年セナン役もなかなか良い。
パニック映画ではなく、パンデミックの中に、家族やパートナー、仲間との関係、社会に対して人としてどう考え行動するか、といった流れで展開するので、ヒューマンドラマとして観られる。
しかし、そうだった、ゾンビの話に終わりは絶対にないのだ..。それでも 繊細な家族愛を感じる、もの悲しいラストであった。
ラベル:映画 C
posted by JUNE at 16:30| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

My Extraordinary Summer with Tess  「恐竜が教えてくれたこと」

My Extraordinary Summer with Tess.jpg2019  Director: Steven Wouterlood

主人公サムが恐竜について数回口にするものの、‘最後の1人になること’ について考えているサムの子どもらしい気持ちであって、恐竜については さほど印象に残らない。ずばり原題どおりの話だ。友達になったテスに振り回されながらも、子ども心ながらに好きなテスと一緒に過ごした時間。
輝く海に 自然の小道やローカルなフェスティバル、夏の のんびりしたバカンスを体感しているような島の美しさが この映画の重要な要素。
児童文学が原作の割には大人びた内容に思えるけれども、何よりサムが気持ちのよい かわいさで、陽気なお父さんや家族も温かく、テスの計画のターゲットであるヒューホや周囲も良い人たちで、サムを助けた老人も加わり、みんな揃ってラテンミュージックにダンス。こんなハッピーな締め方には、最近に少ない 心穏やかな満足感。
こうしてサムの島で過ごした1週間が終わった。サムが学んだ ‘1人に慣れる訓練’ から、‘大切な人との思い出をつくること’ へ。
オランダ映画。
ラベル:映画 M
posted by JUNE at 13:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする