2020年06月06日

Blanche comme neige  「白雪姫~あなたが知らないグリム童話~」

Blanche comme neige.jpg2019  Director: Anne Fontaine

心理サスペンスかと思いきや、コメディーに観えてくる。
怪しい悪女役が多いイザベル・ユペール、人物像がいまいちはっきりしないが。簡単に何度も策略が失敗するのもジョークのよう。
初めは謎めいた空気だが、皆ただ お人好しだった村の男たち、彼らを惹きつける かわいいルー・ドゥ・ラージュも憎めない。しかし、誘拐から助けられたとはいえ、なぜ彼女は その直後からそんなに山の中の村に居たがるのか?主人公の素性も謎だ。
ダミアン・ボナールが双子役だったり、ヴァンサン・マケーニュとブノワ・ポールヴールドが出ているあたりから コメディーを疑う。
一歩間違えばC級映画になりそうだが、アンヌ・フォンテーヌ監督には名俳優が揃う、大人のおとぎ話ベースのフランス映画。
エンディングは、正義も悪も おとぎ話風。病室にずらっと並ぶ 彼女に魅了された男たち、コメディーでしょう。
ラベル:映画 b
posted by JUNE at 18:30| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Vox Lux  「ポップスター」

Vox Lux.jpg2018  Director: Brady Corbet

銃乱射事件を題材にした映画はこれまでにも数本あり、登場人物の事件後を描くものもあるが、今作はまた違う視点、事件は被害者である主人公の人生を語る起点であるだけで、むしろ事件との関係性はあまり観えず、彼女の生き方、人物像を焦点に。
長編のコンサートシーンで締めたが、何か解決したか?堕ちた生活と短気、現代に起こった事件に動揺するセレステ、彼女にそれほどな変化があったようには観えない。登場人物は少ないというのに、姉と娘とマネージャーとの関係の描き方もいまひとつ。
ナタリー・ポートマンの常に不安定なセレステの演技は良いのだが。作品の意図がわかりやすそうで、すっきりしない。
The Childhood of a Leader と似ている、章の区切り、不穏なバックミュージック。この映画には合わない。
オープニングに長いクレジットを入れ、エンディングに逆流しのクレジットを入れる、変わったデザイン。
曲は そうだと聞けばSiaっぽい。ナタリー・ポートマンの夫の振り付けにも注目したが、近未来テイスト(?)のポップスターの振り付けだと こうなる..。
ラベル:映画 V
posted by JUNE at 15:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Anna

Anna.jpg2019  Director: Luc Besson

主人公役はファッションモデル出身の新鋭で、魅せる迫力のアクション。ただ、不幸な境遇からスカウトされて、美貌と身体能力、頭角を現すが、自身のスパイとして殺し屋としての人生に惑いあり..といった、ありがちなストーリーではある。ロシアの諜報活動と 対立するアメリカのCIAという設定もよくあるが、ここではたいしてシリアスに絡み合わない。
何回も時間を戻して種明かしをして、寝返り、裏をかき、他のスパイ映画とは違う痛快エンディングをつくったのはわかるが、展開すればするほど深みのないストーリーに思え、時間交錯がどうでもよくなってくる。
雇い主であり、彼女を守る各組織の男として、キリアン・マーフィーもルーク・エヴァンスも魅力的なキャスティングだが、役柄と関係性は希薄。両者に心を許すアナの気持ちも曖昧。形だけとはいえ 美人のガールフレンドとの関係も映画として うわべだけ。ボスのヘレン・ミレンも鍵を握る人物らしいが、たいしてピンとこない展開。ボスと任務を通しての ニキータと夫との関係と比較すると、今作には さっぱり重みを感じない。
シーンは割愛で訓練を受けたとしても、運動神経がよかったとしても、多勢に無勢の中、ボディーガードレベルの男たちを女性独りでなぎ倒していくのは ターミネーターでない限りあり得ず、それには目をつぶるとしても、ヒロインのアクションとして 例えば Haywire のジーナ・カラーノを観たなら、華奢過ぎるモデル体型ではあまりに説得力がない。
テンポはよいので、エンターテイメント作品として観ればok。

ラベル:映画 a
posted by JUNE at 12:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする