2020年06月09日

Dronningen  「罪と女王」

Dronningen.jpg2019  Director: May el-Toukhy

これこそ悪女か、最近のイザベル・ユペールとも格が違う。
初めは悪気なく、結局 自分を守るために、彼女はこうもなれる。家族の関係が良くなりかけた矢先、父息子の関係を壊し、罪を着せられた その内容は息子グスタフにとっては耐え難く、嘘を信じるしかない夫も気の毒で 失ったものは大きい。穏やかな日常の狂い、真相も 曲がった感情の変化も 彼女の胸の内にだけ。心理的に残酷なストーリーに。彼女の仕事はつらい境遇の子どもたちを助けること、心の支えになること、法に則って。その裏で 逆行した私生活という対比。
ときどき 個人の目線のような至近距離からのカメラアングルも 心理面に響く。
影のある反抗的な少年から 家族に馴染む純粋な一面を見せ始めるグスタフの人物像は 不明確なりにも変化し、夫から聞く 森での警察の証言と、このまま逃れられるのか、心収まらない、淀んだ車内..。
デンマーク映画。
ラベル:映画 d
posted by JUNE at 21:30| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする