2020年08月09日

Honey Boy

Honey Boy.jpg2019  Director: Alma Har'el

思考的なシーンと感情的なシーンを織り交ぜて 幻想的なムードをつくり、ドラマティックな要素主体で 斬新な映画を撮った意図が目立ち、この若手俳優3人の出演がなければ、二流アメリカ映画になっただろうと思える。
20代で最大の注目株だと思えるルーカス・ヘッジズが良いのはわかっていて、ただ、彼がそれほど破天荒な人生を歩む人物には観えないが。悩ましく、心の純真な部分を表す若者としては向く。
子ども時代の役だから純粋でよい、第一主役のノア・ジュプは Suburbicon でマット・デイモンの息子役、Ford v Ferrari でクリスチャン・ベイルの息子役、ここでますます頭角を現す。クセ者シャイア・ラブーフと対峙する複数の長いシーン。しっかりした子ども、無邪気な子どもらしさ、表情にも表れ、子役の演技となると恐ろしい、これ以上 大人にならないでほしい。
3人とも演技はうまいが、この映画での感情表現は いかにもな演出にも観える。
シャイア・ラブーフがこの映画の脚本を書いているが、彼自身の実話であるとしたら、その中で父親役を演じるという状況を思うと 考え深い。
ラベル:映画
posted by JUNE at 17:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Red Joan  「ジョーンの秘密」

Red Joan.jpg2018  Director: Trevor Nunn

無駄なく 流れがわかりやすく、注目するべき現役時代のシーン主体で、回想につながる現代のシーンでは コンパクトに重要な成りゆきとテーマを描写し、戦争時代とスパイ活動に秘められた、ある女性のストーリーを。
主人公視点で観るから映画として納得するのであって、世界の均衡が平和を?均衡をもたらす方法がこれなのか?すんなりと理解できることではない。しかし、彼女が国のために活躍する有能な人物であったことは間違いないが、戦時中 関わってしまった重大なこと、彼女の立場ではどうすることもできなかったわけで、状況からして計り知れない。祖国を裏切ってまでやったこと、ソ連が絡む恋人や友人がいることには惑わされるが、彼女がスパイ活動を行った理由は劇中はっきり述べられてはいる。
ところで、ジュディー・デンチは 007 の元Mであり、 彼女の若い頃にしては全く似ていない、今回頑張っていた主役のソフィー・クックソンという彼女は Kingsman と、諜報機関つながり。
ラベル:映画 R
posted by JUNE at 14:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月01日

Dernier amour  「カサノバ ~最期の恋~」

Dernier amour.jpg2019  Director: Benoît Jacquot

衣装と舞台にはこだわっているが、魅惑さを狙って軽い印象を受け、終わってみれば カサノバの身を焦がす切ない恋心と人間論を描きたかったようだが、全く重みを感じられず、不発。焦らせ続けた演出というだけ。コスチューム劇に珍しい、記者のインタビューを筋に回想を本編とする流れにも 効果はない。
キャスティングもよくなく、ヴァンサン・ランドンは 晩年のカサノバという設定であるにしても 伝説のプレイボーイ感はなく ❛ロダン❜ 寄りであり、ステイシー・マーティンは 痩せていて現代風、役柄ほどの魅力を感じない。
ラベル:映画 d
posted by JUNE at 20:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする