パーソナルショッパーであることがメインテーマではなかった。 その職業が意味を持つミステリーを想像していたが、これでは、 ただ主人公の職業というだけにすぎない印象。 霊と交信するホラー映画だとは。小規模映画であること、 ファッションと、主役のクリステン・ スチュワートの1人主演で彼女に静かな魅力があること、 その雰囲気が醸し出すものはあるが、それに惑わされて期待外れ。
結局テーマである、 兄だと確信できる霊と交信することを主人公は果たせておらず、 ホラーにしても意味がない。 カンヌでも賛否両論だったというこの映画、 パーソナルショッパーという職業を通して主人公の願望があらわに なっていき、事件に巻き込まれ と、そこを掘り下げていく心理サスペンスにすればよかったのでは? 好みによるが、冒頭からモタついていた幽霊話は はなから無しにして。
結局テーマである、