
Director:
Susanne Bier主人公の人物像を描きつつ、人間関係絡みの起承転結だが、 割とシンプルなつくりの作品。展開は 深みに欠けるが、ドラマティックにすることで理解しやすく。
出だしから2人が結婚するまで、 夫婦ともに事業に着手するまでの流れを端折り過ぎだが、その分、 退屈な成り行き説明シーンなく、本編全体を長く感じさせない。
行動力、統率力のある2人が手を取り合うと、事業にも2倍の力を発揮、プライベートともに相性よく、一気に燃え上がり、爆発させる性質の2人。
ジェニファー・ローレンスは気性の激しい印象があるが、 ブラッドリー・クーパーはそんなふうに見えない上、 どうも感情がわかりにくい目だと いつもどおり見える。が、ストーリーに流される。
ジェニファー・ローレンスの勝手な印象から、 初めから魔性の女の役を想像していたので、 そういうわけではなかった と。複雑な生い立ちはあるようだが、セリーナは強く、 魅力的な女性であって、彼女が違う方向に執着し始めたのは、 彼女の心が大きく傷ついたことをきっかけとして。
2人の関係は一度狂い始めると、もう止められない。 それまでの仲間の裏切り行為や お互いの過去の出来事、 それらの問題は2人の間には何の支障もなかった。 愛し合う夫婦であり、仕事の絶妙なパートナーであった、 順調な2人の世界が 一気に破滅の道へ。
過去のことはお互いに忘れようと言ったのはセリーナだったが、 結局、お互いに 現在につながる過去から目を背けることはできなかった。
2人の結末は納得できるものでもないが、 これもドラマティックにつくられたストーリーに流されるまま。 2人それぞれの人物像を反映する結末を描いていることは理解でき る。
主演2人以外のキャストの出番は印象が薄いので、 キーパーソンのリス・エヴァンスの役の人物像の描き方も希薄だが、 これも流れからわかりやすい。ショーン・ハリスの役は中途半端。 「裏切りのサーカス」 プアマンのデヴィッド・デンシックの役だけは前半で説明が濃い印象~ ちなみにティンカーのトビー・ジョーンズも出演している~。
出だしから2人が結婚するまで、
行動力、統率力のある2人が手を取り合うと、事業にも2倍の力を発揮、プライベートともに相性よく、一気に燃え上がり、爆発させる性質の2人。
ジェニファー・ローレンスは気性の激しい印象があるが、
ジェニファー・ローレンスの勝手な印象から、
2人の関係は一度狂い始めると、もう止められない。
過去のことはお互いに忘れようと言ったのはセリーナだったが、
2人の結末は納得できるものでもないが、
主演2人以外のキャストの出番は印象が薄いので、
主演2人の馬を乗りこなす姿が美しい。