
Director:
Robin CampilloLGBTテーマで、美しい若者たちを エネルギッシュ、且つセンチメンタルに、 アーティスティックな構成で描けば、魅せるタイプの映画となる。
青春映画的な要素により、社会派映画の重みには欠け、その観点で切り取った一部、偏りもあるかと。
しかし、マイノリティーで デリケートなテーマを扱い、意図どおり、魅力的で、心に訴える印象を残す映画であることは間違いない。
青春映画的な要素により、社会派映画の重みには欠け、その観点で切り取った一部、偏りもあるかと。
しかし、マイノリティーで デリケートなテーマを扱い、意図どおり、魅力的で、心に訴える印象を残す映画であることは間違いない。
当事者でありながら オープンに、立ち上がり行動に移すことは立派で、 薬の知識もある。しかし、その手段は 本人たちの間でも議論にのぼる、暴動のようなもの。そして、彼らの活動に 解決の糸口は何も見つからない。しかし、 1日、1日と生死がかかっている、一刻も早く社会に訴えるため、行動しなければならない。
若者ゆえの行動に観える部分も。実際に ACT UP が当時の団体として 真面目な社会運動と、 仲間との出会いや共存とが混じったような場であったらしいので、 そういう意味では それが伝わる再現のし方だ。
デモ行進のピンクな華やかさ、
まずドキュメンタリー風の撮り方の印象を受けるが、 ストーリーに引き込まれると気にならなくなる。
誰が主人公なのかもはっきりしない状態で、 まもなく主要人物が観えてくる。彼らの活動を背景に、 恋人どうしにスポットを当てることによる主役。同時に、 主要人物の1人であるショーン役には カリスマ性のある印象を受ける。
アデル・エネルだけは有名だが、庶民的な印象と オーガナイザーとしてリーダーシップをとる若者の印象に 違和感なし。
誰が主人公なのかもはっきりしない状態で、
アデル・エネルだけは有名だが、庶民的な印象と オーガナイザーとしてリーダーシップをとる若者の印象に 違和感なし。
グループの中でも躍動的なショーンが弱っていく姿。
無音のエンドクレジット。