2018年04月18日

Teströl és lélekröl  「心と体と」

Teströl és lélekröl.jpg2017  Director: Ildikó Enyedi

雪が降る森の中、雄と雌の鹿2頭、池があり、川が流れ、静寂に包まれる時間、幻想的な美しさ。
一方、現実は、居心地のよい場ではない様子だ。
主人公は感情表現しない、人と関わるのが苦手な2人、言葉少なく、動きも静か。舞台は、無機質な勤務先の食肉処理場の現場と食堂、殺風景な各々の家。悪人はいないが、ストーリーには ‘人と違う’ という毒を含む。
そして、動物。食肉処理場で解体される牛と、夢の中の鹿。対称的な状況の2種の動物だが、感情を表さない、つぶらな瞳。主人公2人も、特に女性マーリアは 全く感情を表さない目が印象的。
赤く流れる血と、片手が不自由であること、これらにも伏線がある。

‶同じ鹿の夢”、不思議な体験が 孤独な2人を引き寄せる。2人とも それぞれ彼らなりに自分を変える努力をしていくのがわかる。
しかし、すれ違いから、マーリアはそれほど思い詰めたのか、彼女の心の中は誰にも気づけない。
不思議な夢の結末は..。マーリアが初めて笑顔を見せた朝、2人に さらなる不思議な奇跡の現象が。静かで、しかし孤独ではない、確実な変化。

曖昧に、人と動物、心と体、男と女、生と死 を。
気づいてみればラブストーリー、独特なハンガリーの作品。

不釣り合いなようで、聴き入ってしまう、なかなか良い曲だ、CDショップの店員おすすめの曲。膨大な数量のCDを試聴したにもかかわらず、店員の一言でマーリアが買ったもの。
ラベル:映画 T O
posted by JUNE at 15:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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