2018年08月11日

On Chesil Beach  「追想」

On Chesil Beach.jpg2017  Director: Dominic Cooke

古い時代にして現代的な叙情のジェイン・オースティン文学風のようで、主演2人のやりとりには軽快さも。この映画はどこへ向かっていくのか。
時間の交錯がドラマティックに、追想させる。それぞれの育った環境、家族の問題、2人は一目惚れのごとく恋に落ち、家族の問題も乗り越え、順調な2人の世界。それが結婚したとたんに崩れ始める。生き方・育ちの違い、男女の違い、感情表現の行き違い、ささいな口論。お互いがお互いを愛しているのに、結婚という決意と将来を背負った、その重みにちょっとずつ歯車が狂い、短時間に溝が深まり、取り返しがつかなくなる。
フランソワが抱える語られない過去については曖昧な描き方で、そのため彼女の性質をつくるものがいまいち腑に落ちない。
2人の今には やや不穏な空気感がひたすら続き、もどかしく、情けない展開は..映画なのだから なんとかならないものか。
にもかかわらず、2人の半生を追想し、沈黙の苦い想いと運命に じわっと感動もする。すごく納得はしないけれども、珍しい構成の映画とも。
シアーシャ・ローナンの特殊メイクは初めてだ。硬派なイギリス人役が似合うシアーシャ・ローナン。
どちらかというと彼が主人公の流れだが、シアーシャ・ローナンの映画に観えるのは、彼女が有名だからか、彼にいまいち魅力かないからか。
ラベル:映画 O
posted by JUNE at 18:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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