2019年02月09日

Der Hauptmann  「ちいさな独裁者」

Der Hauptmann.jpg2017  Director: Robert Schwentke

また違う視点の ナチスドイツにまつわる映画 。あるドイツ兵の強行。
ユダヤ人迫害の話ではないが、十分卑劣な内容だ。それはエスカレートし、なかなか想像するような結末へ向かわないまま長く続くため、なおさら不快だ。
脱走兵のヘロルトが 命からがら 幸運にも手に入れたナチス将校の軍服、それにより形勢逆転、自分の身を守るために 嘘をつき通すしかない。窃盗を行うことも まさに自分と同じ脱走兵に対して ヘロルトの非道な行動はエスカレート、独裁者へと変貌していく。
人間の心理は恐ろしいものだという、そこを描くには、主人公の心理の描かれ方が薄く感じる。ヘロルトの苦悩は ほとんど観られないから。もともと人道のない人物なのか?この情勢がそうさせるものなのか?彼の横行の展開が長く、捕らえられたシーンはわずか、さらに 彼の結末をキャプションに終わらせるから なおさら、彼の心理が観えない。観応えある観点なだけに、それが気になる。
ただ、他の将校たちが ここまでヘロルトの嘘を信じ、彼を暴君とならせたこと、ナチスの軍服の威力、それも恐ろしい事実だ。そして、一番に偽大尉に出くわしてから付人となる従順な兵士、彼は取り巻きの1人の割に 印象深い。
脱走時のヘロルトを追った長官、彼がヘロルトの正体を思い出し、化けの皮を剥がす、そんな流れをつくらないのか。再会した彼らには 先の展開を匂わせるシーンがあるにもかかわらず。事実に基づく話にしろ、ここは脚色しても。
エンディングが このテーマの映画にして かなりユニークで、驚く。海外なので すぐには気づかなかったが、取り上げたのはスマホ?! よく見ると、現代の車が。なんとも珍しく、この違和感。ただの遊び心?それとも 現代社会に向けたメッセージ
ラベル:映画
posted by JUNE at 13:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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