2019年04月20日

Lazzaro felice  「幸福なラザロ」

Lazzaro felice.jpg2018  Director: Alice Rohrwacher

田園風景に 穏やかなストーリー、それが緩やかに続くものかと。ラザロが主人公であれば緩やかではあるものの、奇想天外な展開へ。
ラザロは純真で心が清い、それだけではないのだ。生い立ち不明なのも..。本人、自覚しているようではないが。ラザロは そのつぶらな瞳で何を見ているのか。教会では ラザロに引きつけられるかのごとく 不思議な出来事が。
不当な小作人としての生活から解放された村の人たちは町へ移り、しかし 幸せそうには見えない。美しい村の自然から 町の雑踏へ、景色も大きく変わった。
多数映画で見かけるアルバ・ロルヴァケルは、あまりにも若い頃のアントニアと似ていない~ラザロにはわかる~ので、この展開に面食らう。
聖人ラザロには幸せそうであってほしく、タンクレディとの再会は喜ばしい。しかし、彼が軽いノリで言っただけなのかもしれないが、アントニアらみんなで家を訪問したときの、 そんな薄情に このシーンを終わらせてよいのか。
そして、エンディングはもっとひどい。何も悪いことなどしていないラザロが こんな目に合ったのは一家の話題を出したからだとしても、この終わり方はない..。ラザロとは聖書に出てくる人物を象徴しているとの噂だが、再び奇跡は起こらないのか。
狼もまた何かを象徴しているようだが、ラザロにとってはタンクレディがそう言ったから兄弟である、タンクレディへ ラザロのことを知らせに向かっているのか?
ひどいエンディングといっても、ただ一言にそういうわけではなく、意味があるに違いないもの、余韻が残る。それでも、奇想天外な1シーン追加して 美しく終わらせてほしいと願った。
まっすぐな人、人の愚かさ、人間の幸福とは。素朴な雰囲気の中に教訓を取り入れたような 神聖で不思議なストーリー。
ラベル:映画 l
posted by JUNE at 17:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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