
ミュージカルタッチの映画もいろいろだが、この作品は全編が歌 とダンスの完全なミュージカル映画。オリジナルがミュージカルな だけに。なので、ミュージカルの Cats を知らなければ 歌詞というものは意味不明で、パフォーマンスを観賞すればよいだ ろうと。しかし、現代のデジタル処理のリアルな動物とは違って、 登場人(?)物は見た目に人間なのだけど、 全身ネコ風 毛のレオタード姿で、ネコたちの行動となれば、違和感はある。
主人公ヴィクトリア役は エキゾティックな本人の印象とは違う、劇中はかわいらしく、若い 白猫らしい高く澄んだ歌声。彼女がバレリーナだけあって、また他 のメインパフォーマーもバレエダンサーとみられ、ダンス全般と動 きはバレエの美しさ。体の線が出る衣装に ネコの動きとしては バレエが向いているのだと納得。ストリート風ダンスとタップダン スを一部取り入れ。ハグはしない、すり寄る感じ、ネコだから。
ジュディ・デンチは ネコになろうと妖精になろうとジュディ・デン チだ..。イアン・マッケランはネコに見えない、普通に老人のよ うで、彼のソロパートは長くやるには退屈する。やはりソロを観る なら主人公で、他は計算された華やかなネコたち全体のパフォーマ ンスを。歌唱力で抜擢だろうジェニファー・ハドソンのソロパート は見せ場に違いなく、しかし最高潮に達するパートは1フレーズで そこを予告編で出すのは..もったいない。
普通の映画のテンポでストーリー展開を期待すると この表現のし方はじれったいもので、それでも~観たことないけれ ど~ミュージカルとして有名な Cats ともなれば 雰囲気を味わうにok。
主人公ヴィクトリア役は エキゾティックな本人の印象とは違う、劇中はかわいらしく、若い
ジュディ・デンチは ネコになろうと妖精になろうとジュディ・デン
普通の映画のテンポでストーリー展開を期待すると この表現のし方はじれったいもので、それでも~観たことないけれ