グザヴィエ・ドランの有名俳優シリーズ、初めて英語の映画となった。国籍を絞ってはい ないが、ナタリー・ポートマンにスーザン・サランドン、 キャシー・ベイツとなると アメリカ人の印象だからか、グザヴィ エ・ドラン色が最も消えたように思える。ただ、毎度 の ストーリーにセクシュアリティーが関係することと、母と息子の関係 がここでも描かれる。
アデルの曲でスタート。時間交錯が伏線のようで、最後に謎が明か されるのかと。しかし、そういうわけではなく、少年時代の体験から知っていることを成人したルパートが語る流れというだけのこと。
アデルの曲でスタート。時間交錯が伏線のようで、最後に謎が明か
平和にまとめてはいたが、煮え切らない。 ジョンがそれほどまでに思い詰めていたようには観えない。そして 、重要なジョンとルパートとの関係に特別なものを感じられない。 成人したルパートの一方的な告白によると、ジョンはルパートにプ ライベートを明かしているが、ジョンのその心は不明。会ったこと もないファンの子ども相手に赤裸々な内容を語るだろうか。自分の 真の姿や気持ちを誰かに話して解放されたかったからか?
スーザン・サランドン演じるジョンの母の描かれ方は グザヴィエ・ドランフィルムの母親像に似ていて、ジョンと母の 関係のまとめは良いかと~彼のほうがゲイのように見えるジョンの兄の 位置づけはよくわからないが、問題はない~。しかし、ナタリー・ポ ートマン演じるルパートの母とルパートのまとめは 内容的にはありがちなので 感動のシーンが大袈裟に観える、もっとさりげない解り合いであれ ば..。11歳より幼く見えるジェイコブ・トレンブレイの天才子 役ぶりはわかる。
マイケル・ガンボンの言葉が意味深だが.. 老齢でもベテランの名演の1シーンであった。スーザン・サランド ンの役は重要だが、キャシー・ベイツを全く活かせていない。
インタビューを終え 店を出たルパートのエンディングシーン、敢 えてドランらしく..その必要が?方向性がさらにわからない。夢を叶えて自分に正直に生 きる若者になったと?
スーザン・サランドン演じるジョンの母の描かれ方は グザヴィエ・ドランフィルムの母親像に似ていて、ジョンと母の
マイケル・ガンボンの言葉が意味深だが.. 老齢でもベテランの名演の1シーンであった。スーザン・サランド
インタビューを終え 店を出たルパートのエンディングシーン、敢
おそらく、グザヴィエ・ドラン自身の想いを表現した、また1つの形なのだろう。