
テレンス・マリックのロマンスタイプ。 割と最近のクリスチャン・ベイル主演「聖杯たちの騎士」とよく似ているかと。ジャンルを超えてまで同じ雰囲気になる監督だから、 そのスタイルは承知の上。今作、宇宙まで超越してはいない。 ただ、新たなキャストと、 複数人にスポットが当たっているという点で新鮮。 男女ともに人気の演技派若手俳優、マイケル・ファスベンダー、 ライアン・ゴズリング、ルーニー・マーラ、ナタリー・ ポートマンの4人を主演として固め、脇にも ケイト・ブランシェット、ホリー・ハンター、ヴァル・ キルマーと有名どころを置き、音楽舞台では イギー・ポップにフリー、パティ・スミスと 人数的にこれまでになく豪華な顔ぶれで、他にも多数カットされたらしい。
出会い、幸せなときと 悩みと別れ、新たな出会いと再会と。 魅力的な俳優たちだから観ることができ、 映像も美しいのだけど、テレンス・マリックのロマンスものは 内容が薄い割に長く感じる。「名もなき生涯」、The Tree of Life、The Thin Red Line がやはり良い。