カトリーヌ・ドヌーヴが一家の長、家族が集まって と よくある設定で、彼女の夫はいらないことは言わず料理担当、 子どもたちに各々個性があって、脇役で孫たちもいて。
自然に囲まれた邸宅、 美しい庭で 家族そろって食事というのは憧れる。そして、 音楽があって、ダンスがあって。
音楽は、ピアノの聴き心地よさと 若干の胸騒ぎ旋律。
家族のドタバタは、ドキュメンタリー映画を撮るとか、 そのあたりは他人事として微笑ましく笑えるくらいで、ただ 後半は他人事でも笑えなくなるが、家族だから、 しかも2人で向き合うわけではなく 兄弟家族もいて、資産もありそうだから、なんとかなるだろう。 しかし、よくない雰囲気が加速、何も解決することなく、でもって そのエンディングはありなのか..? 姉クレールだけでなく、次男ロマンもヤバいと観た。
カトリーヌ・ ドヌーヴはいつでもゴージャスなオーラを放っていながら 自然な家長っぷり、まともなタイプの監督と、ヴァンサン・ マケーニュがまた憎めない個性派、 最近メキメキと観かけることの増えた 孫役の女の子は印象的、そしてエマニュエル・ベルコの この観ていて不愉快なくらいの体当たり演技。
タイトルのバースデイってことは忘れる内容であった。唯一、 孫たちがバースデイパーティーのために周囲を取り持つ努力を。