2021年02月11日

Une sirène à Paris  「マーメイド・イン・パリ」

Une sirène à Paris.jpg2020  Director: Mathias Malzieu

コメディー?音楽とステージもあり、つかみどころはしばらく疑問だが、劇中に出てくる しかけ絵本を広げたようなファンタジーの世界。キャバレーのステージセットの延長線、重みのあるカラフルな色に、レトロなたくさんの ‘物’ と家具、お隣もまた色の違うバスルーム、と アパートのデザインや、おもちゃのレーシングカーのような車など、こだわりのデザインを観るのは楽しい。そして屋外はキラキラ輝く夜のパリを存分に。
サスペンス要素は..無いに等しい~被害者は幸せそうな笑みを浮かべているし~が、唯一ロマーヌ・ボーランジェの立ち位置が相対する。~名作、アメリカのラブコメ的マーメイドフィルムといえば ‘スプラッシュ’ 。確か博士も悪気はなかったのだが意地になっていた。それに比べても~彼女(の役)は気の毒で 当然の行動ともいえる。ロマーヌ・ボーランジェといえば、何年も何年も観ていなかったため 初め気づかないくらいに変わっていた。
お節介な印象から始まったお隣さんも協力的で微笑ましい。しかし皆 驚かないものだ..。パリで発見された人魚はフランス語をしゃべる..。一時的でも人間にはなりません..。
主人公ガスパールは性質が特別で 人魚ルラの影響をすぐには受けないという流れなのだけど、その割にガスパールの人物像はいまいち不足。そして、たいして引っ張るほどの話ではないような。それでもいい。観た目に楽しませ、主演にも魅力があり、ストーリーもあるのだから。
意外と海の中のシーンが無い。水族館の巨大水槽は観せるシーンだが、海ではない。重要なシーンで 沼~は言い過ぎで湖畔?~のような所から入っていくが、パリ近辺だとそういうものなのかもしれない。
ロマーヌ・ボーランジェの件もよい方向へ事を収め、どうしても人魚の行く末は観えているもので、エンディングにはもう1シーンあってもよいかな、ハッピーなノリを観せて終了してほしいが、出だし同様のアニメーションで表現 と。
ローラースケートよりトゥクトゥクは役に立つ。

ラベル:映画 s
posted by JUNE at 13:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月06日

Vif-argent  「バーニング・ゴースト」

Vif-argent.jpg2019  Director: Stéphane Batut

あり得ない設定も 微笑ましく認められる。夜のシーンが多く、昼間のシーンも暖かい光。静かに緩く流れ、わるい人は出てこない。あちらの世界に通じる人たちのシーンに恐怖などなく 穏やかなものを感じる。
彼は自分の身の上を理解していないわけではないらしい。ガイド役をしたり、試しに ‘普通’ に残っている。そして 忘れていた彼にとって重要なことを思い出して。流れの大半がガールフレンドとの関係である中、お父さんとのやりとりには胸を打たれる。
彼は役目をさぼったから 急に見えなくなった?それよりも、エンディングの意味は?最後にタクシーを降りた後、なぜ彼に見えない??彼はまだとどまるのか? 状況の変化がわかるようで わかりにくいが、夢の中のような流れだから 深く考えない..。
内容は実ははちゃめちゃだけれども、幻想的で、美しくさえ観える。
ラベル:映画 V
posted by JUNE at 19:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Daniel Isn't Real

Daniel Isn't Real.jpg2019  Director: Adam Egypt Mortimer

初めから二流映画っぽい印象はあったが、三流ホラーのごとく、子ども騙しのような~こういうの久々に観た、It 以外で。それでも It は子どもたちの話だから~。ちなみに日本版ポスターはこんなではない。
主演の若者たちが一部では話題になりそうだが、主人公は聞けば目元がスーザン・サランドンそのもので、ティム・ロビンスは大柄だが彼は小さそうだ。一方も若いシュワちゃんに見え、ただ サイコな役を演じています感あり、ふたりとも頑張っているが やはり多くの名優を思うと演技力が程遠い印象。
似たようなストーリーはありそうで、といっても特に子ども時代のシーンは精神的な問題をシリアスに受け取ることも考えたが、その後の二流なやりとりと 三流なビジュアルで、若干あきれる。そして なんとも面白味のないエンディングであった。
ラベル:映画 d
posted by JUNE at 14:00| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月30日

Onkel  「わたしの叔父さん」

Onkel.jpg2019  Director: Frelle Petersen

セリフは極めて少なく、初めの30分くらいは一切ない。牛舎を併設する素朴な田舎の風景、夕方の丘はきれいで。
体の不自由な叔父さんとの生活、牛たちの世話、勉強しながらの朝食、彼女のルーティーン。限られた周囲の話からわかる 不憫な生い立ち、その後の生き方を受け入れた まっすぐな彼女、観ていて苦しくもなるが、彼女が最も大切にしているもの、彼女の選択なのだ。
日常には幸せな瞬間もあるはずだ。いや、もうそんな日常を観ているのかもしれない。
映画らしからぬが..。デンマーク映画。
ラベル:映画 O
posted by JUNE at 13:30| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月23日

The Personal History of David Copperfield  「どん底作家の人生に幸あれ!」

The Personal History of David Copperfield.jpg2019  Director: Armando Iannucci

チャールズ・ディケンズの名作を 設定はヴィクトリア時代のまま、印象としては現代風に ブリティッシュコメディースタイルで映画化。この時代背景の映画にしては多人種の出演。美術セットや衣装は 背景カラーに合わせた上でのカラフルさ、こだわりが観える。
ドタバタ演出で、特に笑えないが、それでも 主人公の人生を語る よい映画ではあった。
家柄のよい家庭のお坊っちゃんだった主人公デイヴィッドは 母親の再婚相手の介入によって真逆の環境に放り出されるが、協力者や影響を与えられる人物との出会いによって 苦境を切り抜けていく。環境が変わっても彼が続けたのは、書き留めることだった。
空想の世界も混じっているため、また ティルダ・スウィントン効果で(?)、 若干ファンタジー感あり。
お母さん役と二役の 犬を抱いているドーラを最後に急に消したのは違和感だが。ベン・ウィショーがコメディー風にも いけ好かない役を好演。
ラベル:映画 p
posted by JUNE at 15:30| Comment(0) | 映画コメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする